第140回 
投信相場にうまく乗って下さい

昔のことにこだわってご託をくどくどと並べても
はじまりません。
これからお金をふやすには
どうしたらよいかということになると、
先ず第一は収入をふやす工夫をすることです。
もう一つは値上がりをしそうな株を買って
辛抱強く持ち続けることです。

両方とも難しいことだなあと
首をかしげかるも知れませんが、
実は高度成長期は仕事のふえる時期でもありましたから、
仕事の注文がいくらでも舞い込んできたし、
アルバイトの口もありました。
サラリーマンでもその気になれば、
専門知識を生かしてサラリーに負けないほど
副業で稼ぐことができました。
それに比べると、いまは仕事の量は減っていますが、
リストラとアウトソーシングの時代ですから、
逆に家でやる仕事はふえています。
こういう時にもし副収入をふやすことができたら、
ブームにうかれていた時期よりも
内容のある仕事にありつくチャンスがあります。
むしろいまこそ真剣になって
その可能性に挑戦するべきでしょう。
株についても、これまで度々くりかえしてきたように、
土地も駄目、定期預金も駄目ということですから、
すべての人の目が株の方に向っています。
100兆円以上にものぼる郵便定期が満期になって
解約の時期に来ていますが、
そのうちのかなりの部分が株式市場に流れています。
本当は株を買いたいのだけれど、
株は怖いから専門家に任せようということになって、
投信を買います。
投信も実はお客のお金を預って
主として株に投資するシステムですから、
いままで銀行に預金をして、
銀行が自己責任で運用していたお金が
証券会社の手を通じて
株式市場に流れているということです。

その資金が何十兆円というスケールになると、
投信が好んで買い入れる株が値上がりすることは
目に見えています。
今年下半期の株式市場は
投信のお金が動かすと見てよいでしょう。
投信が買いそうな銘柄を先に廻って買うのが
狙い目の一つです。    


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