第37回
誰か上海でパン屋をやりませんか

私は人の相談に乗るのが嫌いな方じゃないんですね。
ですから色んな思わぬ相談を持ちかけられます。
それも日本国内のことだけではないのです。

とここまで書いて、私がいま頼まれているのは
誰か上海でパン屋とケーキ屋を
やってくれないかという話です。
しょっちゅう上海や北京に行っている人なら
すぐにわかることですが、
大陸にはおいしいパン屋もケーキ屋もありません。
所得水準が向上しているのと、
洋化がすすんでいるのとで、
マクドナルドやケンタッキー・フライドチキンには
いつも人だかりがしています。
コンフェクショナリーは中国大陸の
これからの成長産業の一つです。

私の友人がそこに着目して上海の有名なデパートで
パンとケーキを製造販売する店を2店つくって
結構、繁盛しています。
日本からベーカリーの同業者が視察旅行に行って、
日本と同じレベルの品質は上海中でこの店だけだと
日本の業界新聞にも書かれていました。

ところが、私の友人は小渕さんと同じ病気にかかって
上海に行けなくなってしまったのです。
さいわいずっと軽い症状で、
いまは自分で車の運転もできますが、
職人の指導のできる人が現場にいないと、
たちまち味もおちて、
業績もおちこんでしまいます。
そのためにちゃんとあとを継いでくれる
コンフェクショナリーの経営者を探しています。

条件は本人がパン、ケーキの技術を持っているか、
そういう人を総監督として上海に派遣できる人です。
オヤジさんが日本にいて、
ムスコさんを外国に出せる人なら理想的です。
大きな店で、設備も全部揃っていて、
機械の償却もすすんでいるので、
譲渡価格が1年で回収できるという
独立して自営のしたい人にとっては、
心の動くおいしい話なのです。
外国でベンチャーに挑戦してみたいと考える人は
私の秘書に電話(03−3400−9393)をかけて
詳細をきいて下さい。
出資金は1千万円で、昨年は1年で
1300万円のお金がかえってきました。
本人に引き合わせますが、私は無報酬です。


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