お金の貯まる人はここが違う

お金との"付き合い方"指南

第103回
いくら縁起をかついでも金運はつかない その2

「縁起でもない」とよく言いますが、
縁起をあまりかつがないほうが身のためです。
しかし、そういう私でも、
つい自分の財布のことは気になります。

誰でも身に覚えがあると思うんですが、
財布を持ってみると、この財布はお金のよくはいる財布、
この財布はどうも調子のよくない財布というのがあります。
愛着のある財布は古くなっても捨てがたく、
パンパンにはちきれるほどふくらませている人をよく見かけます。

そういう縁起かつぎは、
日本人よりも中国人のほうが激しいですね。
もとを言えば、四柱推命も姓名判断も
みな大陸から輸入されてきたものですから、無理もない話です。

中国人は、新しい家に落ち着いて、
そこで大金を儲けたりしようものなら、
もう挺子でも動かなくなります。
女房の親戚の中には、大金持ちになっても、
家相がいいからといって、
水洗設備のない古い家に死ぬまで頑張った人もおります。

物に愛着を持ったり、センチメンタル・バリューを
感じたりするのは悪いことではありません。
でも、それがお金の貯まる原因になるとはとても思えませんね。
縁起をかつぐより、知恵をしぽったり、
節約の精神を発揮するほうがずっと効果があります。





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2016年4月4日(月

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