お金との"付き合い方"指南
第24回 四十歳になって百万円貯めるのは至難の業 その2
さらに、四十代にはいると、 ほかのマイナス要因も出てきます。 たとえば、子どもが大学にはいるのにお金がいる。
その程度の出費にものすごく苦痛を感じる人が少なくないわけでしょう。 そうした年齢になってから百万円貯めるのは、 たいへんなんです。
そういう人は、二十代、三十代に、 ぜんぜんお金を貯めていなかったということでもあるんです。 ある程度、お金を貯めていれば、 入学金にはこの預金を使えばいいとか、 あるいは、この株を売ればいいとか、余裕があります。
一般の家庭でいろいろ出費がふえてくるのは、 通常、四十代にはいってからですが、 そのときから始めるのでは、 もう遅いとも言えるんです。
2015年10月2日(金)