第301回
どのキッスが良いですか?
ラジオの子供番組を担当している人が、
キスについて話をすると
いつも視聴者のリアクションにはことかかないそうです。
担当している人に子供達から電話がかかってきて、話が弾むので、
今まで100回ぐらいキスをテーマにしたそうです。
4歳の女の子が電話をしてきて
「私はもうキスする年齢ではありません」
と、きっぱりと宣言したそうです。
頬っぺたを濡らされるのが嫌なのだそうでした。
親と子供の場合は、キスしたいのはたいてい親の方で、
1日一度は良いですが度重なると
「朝したのに何でまたするの?」と抗議する子がいました。
朝の挨拶など、
最初に会った時に礼儀としてキスするものと思っているようです。
デンマークでは愛情を込めた挨拶の種類は色々あります。
と、いうことで、ラジオの担当者は
「頬っぺたキス、空気キス、優しく抱きしめる、強く抱きしめる」
とあげていました。
空気キスとは、よくフランスでやっている、
音だけ出す空キッスのことですね。
恋人同士のキスは説明する必要がないでしょう。
フランス人のムリエルによると、
フランスでは恋人や夫婦以外は
口と口を合わせるキスをしないそうです。
デンマークでは子供と家族の大人とでは、
口にキスするのは普通です。
それで、小さな娘がご主人の口にキスする度に、
ムリエルは変な気がするそうです。
ムリエルのお父さんも、孫娘に初めて口にキスされた時は、
ドギマギしていたそうです。
ソ連のブレジネフと東ドイツの首相のキスは、
西洋でもかなりのインパクトがあったようで、
今でも色々な場面に登場しています。
|