前川正博さんはこうして
福祉の国で、国にたよらずに根をおろしました

第233回
トレンディ通りに寿司屋が2軒

ライフスタイルマガジンのウォール・ペイパーによると、
コペンハーゲンは
世界のトレンディーな街のトップテンに入るそうです。
ニューヨーク・タイムスやタイム・ヨーロッパ・マガジンなどにも、
上位の評価で取り上げられたそうです。
いったい何のことかと思ったら、この頃たくさん出来た、
ファッション・カフェがトレンディなのだそうです。
それらの雑誌、新聞に載っている通りというのは、
見ると私の店の周りでした。
そう言わてみれば、写真屋が一時期は12軒もありましたが、
今はカフェが特に固まった地帯になりました。

その他では、街の中心から少し離れたところに、
面白いと紹介されたカフェがあるというので見に行きました。
何とそこは、1975年に私達が初めて買ったマンションから、
20mと離れていない、あまりぱっとしなかった通りなのでした。
それが、気が付かないうちに、
ロンドンで見たカーナビー・ストリートのように、
時代の先端を行く店がびっしり並んでいるのでした。
(ロンドンのカーナビー・ストリートが現在はどうなっているか、
私は知らないのですが)

引っ越してきたばかりの私達が、
中古のガスオーブンを買った汚い古道具屋のような店は、
もうありません。
居並ぶ店ははすっかりモダンになり、
その短い通りに、新しい寿司屋がなんと2軒もあります。
コペンハーゲンで唯一、お茶(TEA)とお菓子だけだすという、
喫茶店があります。
手作りの衣類や雑貨の店、小さな焼き物教室もあります。

中でも変わっているのは、
ウォールペーパーに取り上げれれていた、
コインランドリー・カフェです。
多目的レストランと言った方が正確かもしれません。
午後3時頃でしたが、テーブルはほぼ満員で、
ほとんどの人が何かしら飲食していました。
食事をし、インターネットを使い、本を読み、
コーヒーを飲んでいます。
奥の部屋では洗濯機が回っています。

若いコペンハウナーは、
親の世代と違ってたくさんのことを自由に選んで育ってきました。
それで、時間がもったいなくて、
朝食をとるついでにEメールをチェックして、洗濯を済ます・・・
と、こういうのがトレンディになってきたのだそうです。


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2005年6月7日(火)

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