第1249回
深セン高速

深セン高速（コード：00548）には17日９時に伺っています。

深セン高速道路は深セン市の高速道路運営会社で
深セン市を中心に有料道路の建設、管理、運営を手掛けています。

2009年12月本決算では
建設サービス収入の落ち込みで減収となったものの、
関連会社の利益が貢献していました。
主力道路は景気減速の影響で依然低迷したことで、
2009年下半期業績は回復したものの、売上高が前年比で41.6％減、
純利益が7.4％増と減収増益となっていました。

１〜３月期決算では輸出回復を背景とした物流需要の伸びを受け、
売上高が前年同期比で93.3％増、純利益が939.3％増と
大きく増収増益となっていました。

主力道路である機荷高速・東区間の
2010年４月の１日当たり通行料収入は、
前年同月比15.9％増の142万5000元。
１日当たり車両通行量は21.2％増の11万1000台、
中国国内の景気回復に伴い通行料収入、通行量ともに伸びています。

2010年は国内の景気拡大や輸出入の回復、
さらに新車販売の活況を受け、
本土系有料道路セクターの先行き見通しが上向いています。
有料道路銘柄は2010年成長を持続させていきます。
同社も沿海地域の景気拡大に伴う
内陸部の輸送需要の伸びとともに
同社の収益も2010年は伸びていきます。
同社には投資が考えられますが、
高配当期待でも購入を検討できます。
ですが、深セン高速道路は
深セン市の高速道路運営会社であるということで、
大きく伸びていくというよりは
安定的な成長を基準に考えているようです。