| 第1241回預金金利
 預金するということは、預けたお金は本人が稼いで作った金額で、
 運用先として預金を選んだわけです。
 預金では高い金利がついて
 預けたお金が膨らんでいってくれれば一番いいシナリオです。
 ですが、2010年5月の預金人気ランキング詳細(300万円以上)定期1年物で一番金利が高いのがオリックス信託銀行の0.40%で、
 その次が住信SBIネット銀行の0.35%となっています。
 一番多い定期金利は0.06%で、三井住友銀行、みずほ銀行、
 三菱東京UFJ銀行などは0.06%となっています。
 一番金利が高いオリックス信託銀行の0.40%で100万円を預けたとしても
 1年後の利子は4000円です。
 1万円の金利を受け取ろうとすると
 250万円預けなかればいけません。
 また、1万円の金利の中から20%の税金を引くと
 手取では8000円になります。
 一番多い金利の0.06%でしたら100万円の利子が600円ですから1万円の金利を受け取ろうとすると
 1666万円預けなかればいけません。
 預金は預けた本人が稼いで作った金額を運用する手段です。 また、年金運用資金、ファンド、ヘッジファンドなども預かったお金を商品や株式投資、国債などに運用することによって
 利益を拡大させていきます。
 お金がお金を生んでくれるように運用していきます。
 では、株式投資はどうでしょうか。株価値上がりを狙って投資するのは、
 預金するのと同じように
 投資することによっていかに利益を増やしていくことと同じです。
 投資された企業は市場から集めた資金を事業に投資してさらに事業を拡大させていきます。
 事業拡大で収益を上げて利益が出たら
 企業はその中から投資してもらった投資家に
 利益の一部を還元します。
 預金ではお金が生んでくれるようにしていくことです。
 株式投資では企業は投資された資金を運用して
 社会に必要な物(バイオや流通手段の拡張、商品の開発)を
 提供して利益をあげます。
 農業の振興、企業や家庭への電力供給、食品開発と供給、
 プラント・IT事業の拡大、
 いろいろな事業で資金は必要で、
 集められた資金を運用することで企業は成長し、
 社会も成長、拡大していきます。
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