中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1213回
売却時期

ベイジン・キャピタルランドの購入した時の
配当利回りは13.1%であることは書きました。
では利益確定を出すとしたら、
ベイジン・キャピタルランドの購入株価が0.950香港ドルで
現在の株価が3香港ドル前後ですから、
単純に見て三分の一を売却すれば投資資金分を回収できます。
残った株はただで手に入れたことになります。

では現在この方法をとったほうが得策でしょうか。
絶対損をしたくない、ということでしたら、
三分の一以上を売却して投資資金分を回収するほうがいいでしょう。
その資金を手元に置いておくのでしたら利益確定でいいでしょう。
売却資金を再度
ほかの企業への投資資金に使っていくのもいいでしょう。
この場合は売却したベイジン・キャピタルランド以上の成長が
期待できる企業への投資でないと
同社株を売却した意義がありません。

では、私自身同社株に対して
どのような投資を行っていくかといえば、
やはり投資資金は回収する投資も考えています。
ただし、売却する時期に対しては
すぐに売却していくことは考えていません。
また、13.1%の配当利回り企業を売却する意味も
いまのところ見当たりません。
売却するとしたら、同社株以上の成長が期待できる企業が見つかって
投資資金が手元にない場合は売却を考えてはいくでしょうが。
では、いつ売却を考えていくのかといえばまだ先のことになります。

現在、中国人民銀行は2月25日付で
市中銀行の預金準備率を0.5%引き上げ、
引き上げは今年に入って1月18日に続いて2回目となっています。
全国政治協商会議と国会に当たる全国人民代表大会(全人代)は
それぞれ3月3日、5日に開幕しています。
市場では、この先一段の引き締めを予想する向きが多く、
3月の「両会」閉幕後に預金準備率、
金利の引き上げが実施されるとの観測も浮上しています。

(次回に続く)



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2010年3月8日(月)

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