第1210回
投資資金
投資資金でも200万円の投資家は倍の400万円になります。
また、2000万円投資した、
またはいままで投資した企業の株が2000万円に増えていた場合、
その投資家の株価は4000万円になります。
1億円投資した、またはいままで投資した企業の株価が
合わせて1億円に膨らんでいた投資家なら
倍になったら2億円になります。
同じ2倍になるとしても
投資した、または投資した企業の株価が上がってきており、
資産としても膨らんできた時点からの値上がりなら
大きく膨らんでいきます。
また、倍になっていくにしても大きな差が出てきます。
50万円の自己投資資金で購入しようと考えている企業の株価が
50円ならば1万株購入できますが、
100円になったらあと50万円足さなければ1万株購入できません。
50万円だったら自己投資資金でも足して1万株購入できるでしょう。
では1億円の場合はどうでしょうか。
倍の2億円になったなら、あと自己投資資金でも1億円出さないと
2億円にすることはできません。
自己投資資金で1億円出せる投資家は少ないでしょう。
また、出すとしても値上がり前は1億円だったのですから、
いままで1億円だったものに対して
また1億円足していくというのも腹が立つことです。
50万円でも同じことです。
株価が50円のときに1万株購入できていればよかったのに、
と、思うことでしょう。
ではどれくらいの投資資金ならば、
株価が大きく上がったとしても良かったと思えるのでしょうか。
投資家の考え方にもよって違うでしょうが
年収の半分か1年分くらいを投資資金の回せていたら
ある程度納得できるのではないでしょうか。
「10万円分の中国株を購入して1億円になれ」
というような無茶な考え方は
現実的な投資に対する考え方ではありませんが、
100万円以上、数百万円程度で投資していたなら、
株価が2倍になったときには納得して
資産が膨らんだと喜べるのではないでしょうか。
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