第1190回
味方につける
では、1月21日に購入して半年後に売却し、
買い値に対しての株価値上がり率が
93%となった企業はどうかというと
市場が回復して株価が上がったことに関係があります。
2回目に売却したのは7月後半でした。
1月のH株株価指数は7400ポイント程度でした。
では、7月後半のH株株価指数はというと
11500ポイント程度まで上がっていました。
H株株価指数の上げ幅でも55%です。
単純に数字だけ見れば
1月に購入した株価が55%上がっていてもいい数字です。
ですが、株価値上がり率が93%となったのは
選んだ企業が安値で購入できたことと、
企業業績を合わせて、冷静に見れば
将来性を株価に乗せて値上がりを見込んで投資していました。
また、1月に投資した時点から、
私は株式市場を味方につけて投資することを考えていました。
どういうことかというと、1月に投資した時点で
市場はこれから好転していき上げていくと読んでいました。
2008年は「サブプライムローン問題」で
世界の株価が下げていました。
それに追い討ちをかけたのがリーマンショックです。
2008年9月15日 リーマン・ブラザーズは
連邦倒産法の適用を連邦裁判所に申請しました。
これをきっかけにリーマン・ブラザーズが発行している
社債や投信を保有している企業へ影響し、
取引先への波及と連鎖などの恐れられ、
アメリカ経済に対する不安が広がり、世界的な金融危機へと連鎖し、
さらに世界の株価は一段と大きく下げていきました。
日経平均株価も7000円台にまで下落し、
2008年10月31日が香港株式市場のハンセン指数でも
最安値となっていました。
2008年10月31日のH株株価指数は4792.370ポイントから
2009年1月には7400ポイント程度まで回復していました。
ここから上げていくか、それとも指数でも下げていくのか、
私は大きな山場は過ぎたと考えたからこそ
短期投資を1月から始めたのです。
(次回に続く)
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