第1167回
右肩上がり?
株価にしても15%、20%、30%上げていったら
一度上がった株価は買値まで下がるということは少なく、
下がったとしてもそう大きくは下げません。
2008年10月31日のハンセン指数は10676.290ポイントでしたが、
現在は20000ポイントを超えています。
再度、10676.290ポイントまでの指数、
株価まで下がることを望んでも
不可能なことは誰だってわかります。
10月31日前後のアリババ(コード:01688)の株価は
3.50香港ドル前後でした。
現在の株価は20.00香港ドル程度となっています。
再度、3.50香港ドルまで下がることを待っても
またサブプライムローンのような
大きな問題が起きない限りは下がりません。
そうなったら世界の経済、人々の暮らしはまた大混乱します。
そんな時に底値で買える人がいるか、
また、どこまで下がるか見えない経済の出口を見定めようとして
多くの投資家は購入を検討するどころか、
これ以上損をしたくないということで
いかに売却するかを考える投資家が多いのではないでしょうか。
だからこそ株価でも指数でも大きく下げていくのですが。
こんなときに購入できる投資家の数は限られます。
限られた投資家の中に入れば
その投資家は先々大きく利益を膨らませていくことができます。
現実的にはそうはならないでしょうから、
株価でもここから大きく下げていく事は考えられません。
アリババの株価だったら
サブプライムローンで下げた3.50香港ドルまで
下がることを待つのではなく、
現在の株価は20.00香港ドル以上に上げたとしても
そこからなるべく安値近辺になったら
購入を検討していく投資になります。
投資方法では株価が上がった時点で、
そこから割安感が出てきた銘柄を購入していくことになります。
問題はこの割安感が出てきた銘柄に対して
購入していけるかどうかです。
15%値上がり益を狙ったとしても、
ずうっと株価が一直線で値上がりしていくわけではありません。
株価が上げていくにしても、上げたり下げたりしながら
長期的には右肩上がりとなっていくでしょう。
このときに安くなったときに購入できれば、
高くなっていくのを待って
売却を検討する投資ができます。
(次回に続く)
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