中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1131回
ここからの投資

香港市場、中国本土B株市場の株式市場は
これからどうなっていくかといえば、
中国政府が2008年発表した4兆元の景気刺激策が功を奏し
下半期から経済が回復していけば、
株価もここからさらに上げていくことになります。

また、3月に中国政府は4兆元の景気刺激策とは別に、
「予備景気対策」を検討していると発表しています。
4兆元の効果が限定的であれば
中国政府は予備景気対策を実施してくるでしょう。

第1122回の記事で
追加購入していた4銘柄のうち2銘柄を書きましたが、
そのときの市場は「サブプライムローン問題」の影響から
世界経済は大きく落ち込んでいました。
状態でも「百年に一ぺんあるかないかの出来事」だということで
株式市場の株価は大きく下げていました。

銘柄ではこのとき、アリババ(阿里巴巴)の株を
4.300香港ドルで追加購入、
また、中国燃気(チャイナ・ガス・ホールディングス)を
0.510香港ドルで購入したことを書きました。
現在の株価はアリババが13香港ドル程度、
中国燃気が1.70香港ドル程度となっています。

ここから中国政府の景気刺激策で
中国の景気が伸びていくようなら
今の時点でもアリババ、中国燃気、両企業も成長が見込めますから
両企業の現時点の株価でも購入が検討できるでしょう。

大胆な予測で今年末の株価を占うと、
アリババは20香港ドル程度か
それ以上になっていく可能性があると思います。

アリババは今年、2009年の契約者数が拡大し、
景気の回復に伴って
付加価値サービスの需要が高まっていくでしょうが
収益では2009年は減益にとどまる予想です。
ですが、2010年には業績が大幅に上向く見通しで、
長期的な成長を株価に織り込んで
20香港ドル程度の株価は見込めるでしょう。
(次回に続く)



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2009年5月22日(金)

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