第1101回
底値
中国本土B株市場は1997年から1999年まで2年間下げていました。
ではこれが最近では長く下げ続けた中でも一番長いのかといえば
実際はそうではありません。
上海B株指数は下げている期間では
1997年の高値100ポイントから、1999年の24ポイントまで
2年間下げていましたが、
もっと長いのは意外にも2001年の250ポイントから
2005年の50ポイントまで4年間、実は下げているのです。
ハンセン指数でも1999年の17000ポイントから
2003年の8000ポイントまで4年間下げていました。
ただ、だらだら下げていたので
なかなか一般の投資家にはわかりづらくなっていただけです。
ハンセン指数はその後
サブプライムローン問題が発生するまで上げてきていました。
指数の流れでもその時代の景気を繁栄して変動します。
大きな流れの中で株式市場の指数、株価は動きます。
いまでしたら当然
サブプライムローン問題から始まった世界経済の後退から
いかに立ち直っていくかがテーマになってきていますが。
共有する問題もありますが、
国によって立ち直るスピードも違ってきます。
株式投資でこれから3年後、4年後世界経済がどうなっていくか。
いまの株式市場に対して投資ができるかどうか。
この時期に目をつぶって何もしないのはいいことなのか。
逆にこの時期に目をつぶって何もしないのは最悪なことではないか。
安全な株式投資というのはありえません。
リスクといえる分をどれくらい
いまの市場に当てはめて投資を考えられるか、
リターンを大きくする投資を考えたなら、
いつごろからの投資が良かったのか。
2008年10月27日にH株指数は
4792.370ポイントの下げを記録したあと上げてきています。
逆に今後4792.370ポイントを大きく割っていくようなことになれば
まだ底値は先だということができます。
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