中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

小泉鉄造さんが明かしてくれる、
株式投資の虎の巻

第1097回
オバマ大統領就任演説

1月20日にアメリカのバラク・フセイン・オバマ前上院議員は
首都ワシントンで大統領就任式に臨み、
第44代米国大統領に就任しています。
就任式会場の連邦議会議事堂やパレード経路は
約200万人以上の人出となり、祝賀ムード一色に染まっていました。

1月20日のニューヨーク株式市場も
就任祝い気分で上げていくかと思われましたが、下げていました。
英国政府が大手金融機関への資本注入を強め、
追加救済資金をとの報道で、
英国の金融システムの一段劣化への懸念が広がったこと、
ステート・ストリート(STT)が行った業績発表では
証券ポートフォリオの含み損が前期比倍増となったことが発表され、
バンクオブアメリカ(BAC)についても更に資金が必要と観測され、
大手米銀について改めて業績不安が再燃したことで
金融銘柄主導で下げていました。

個別ではバンカメが29%急落、シティが20%急落、
減益決算を発表したステートストリートは59%急落し、
ダウ平均は前営業日比332.13米ドル安の
7949.09米ドルと大きく下げて引けていました。
20日のダウ平均は-4.0%、S&P500は-5.3%、
ナスダック総合は-5.8%と大きく下げて引けています。
株式市場ではお祝いムードというよりも
早速景気浮揚策を催促していました。

オバマ大統領就任演説では
繁栄の波と平和の安定の時期のほか
暗雲がたれ込め、
嵐が吹きすさぶただ中で行われた宣誓もありました。
こうした試練の時に米国が前進できたのは
政府高官の技量と展望だけでなく、
「我ら(合衆国の)人民」が、
先達の理想と、建国の文書に忠実でありつづけたためである。
現在は経済状況も悪くだれもが知る通り、
我々は重大な危機にある。

経済に対しては、
今日私は我々が直面している試練は現実のものだ、
試練は数多く、そして深刻なものだ。
また、短期間では解決できない。
だがアメリカはいつか克服する。

政府の能力や義務は、究極的には米国民の信念と決意が決定する。
それは、堤防が決壊した時に見知らぬ人をも招き入れる親切や、
友人が仕事を失うことになるよりも、
自分の労働時間を削ってでも仕事を分け合おうという
労働者たちの無私無欲のおかげで、
最も暗い時を切り抜けることができる。

我々が成功するかどうかは、
労働と誠実さ、勇気、フェアプレー、忍耐、好奇心、
忠誠心や愛国心にかかっている。
我々米国人一人ひとりが、
自分自身や国家や世界に義務を負っていることを認識し、
こうした義務を嫌々ではなく、喜んで受け入れることだ。
私たちにとって、困難な仕事に全力で立ち向かうことほど、
自らの性格を定義し、精神をみたすものはない。

と、言っています。
オバマ大統領はこれからいろいろな政策を打ち出してくるでしょう。
ですが、即効性のある政策はありませんので、
効果がでてくるには時間がかかります。
(次回に続く)



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2009年1月23日(金)

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