第1049回
思いがけないこと
私は1年に1回定期健診を行っており、
頭の天辺から足のつま先まで
全ての項目を診ていました。
その定期健診は私が脳梗塞で倒れる2週間前に受けていました。
ですので、脳梗塞で倒れたということを聞いたときの妻は、
「定期健診を2週間前に行ったばかりなのに」
という気持ちで、
まさかこのようなことになるとは
信じられなかったといいます。
私が脳梗塞で本格的に倒れる前にふと記憶で覚えているのは、
定期健診後の病院から帰る車の運転中に
アクセルとブレーキを一瞬間違ったことがありました。
そのときは運転に気をつけなければと思ったのですが、
すでに軽く症状が出ていたのかもしれません。
と、いうより軽い脳梗塞を起こしていた可能性がありますが、
本人は軽く受け止め
気づかなかっただけのような気がします。
詳しい検査内容は10日後に送られてきたのですが、
定期健診では血圧が高めだということ以外は普通でした。
そのあとすぐに講演で私は倒れてしまうのですが。
20代での脳梗塞、定期健診あとの脳梗塞、
どちらにしてもなかなか受け入れがたいことですが、
現実には何が起こるかわかりません。
最近は若い人でも脳梗塞になる人が増えていると聞きますが
食生活も関係しているのかもしれません。
当人にとっては「青天の霹靂」と思っても
全く思いがけない変動・大事件が突然、
当人の身の上にかかってきます。
病気もそうですが、
株式市場でも思ってもいなかったことから
影響を受けることがあります。
SARS(重症急性呼吸器症候群)や
鳥インフルエンザのような病気から、
サブプライムローン問題のように
不動産投資商品への金融関連企業の投資失敗が
株式市場に影響を及ぼします。
単に企業の収益の伸びを見ていくだけではなくて、
株式市場に影響を及ぼしそうなことも見ながら
投資していかないといかないといけません。
全く思いがけないことがおきるのが現実です。
病気もそうですが、株式市場でもそうです。
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