第877回
配当金の使い道
配当金を再度投資していくときには
自己資金での投資資金が少ない場合にはなおさら効果的です。
月に3万円ずつ貯めていったなら
1年間で36万円が中国企業に投資できます。
もし、手元に最初に投資するお金が100万円あったとして、
すぐにではなくても次の年に
年率で配当金が10%になる企業に投資できたなら
配当金額でも10万円が入ってきます。
配当金の中から税金分の所得税、地方税、
他を差し引いた実際の手取り金額では9万円足らずになります。
もし、10.5%なら手取りでも9万円にはなります。
9万円自己資金から貯めていくのには3ヶ月かかります。
3か月分を貯めていくのと、配当金だけで投資ができるのとでは
倍の違いが出てきます。
3ヶ月というのは年間に対して四分の一です。
年間の四分の一貯めて投資できるお金が配当金でできました。
では最初に1000万円投資金額があった場合はどうでしょうか。
9万円というお金は0.3ヶ月分に当たります。
確かに再投資資金としての効果としてはあるでしょうが、
そう大きなインパクトになる金額にはなりません。
やはり、投資金額が小さいうちに
配当金の再投資を行っていくことで
株数も大きくできることがわかります。
投資金額でも少ないうちにこそ配当金での恩恵を受け、
再投資していくことで少しずつですが、
利益を膨らませていくことができます。
このような投資ができるようになって始めて
少しずつですが、財産を築いていくことができます。
そのような投資の仕方をしていくと
お金がいかに大事かがよくわかってきます。
最初の年に100万円、その後月に2万5000円、
1年間に30万円貯めて投資したなら
10年間で合計370万円が投資できます。
このほかに配当金が9万円入ってきて再投資に回していったなら
配当金額でも10年間で90万円になりますので
460万円にまで膨らんでいます。
実際は2年目から投資した30万円に対しても配当金がつきますし、
次の年の30万円にもつきます。
ですので、配当金額も10年間で90万円ではなく、
150万円程度になっている可能性が大きいでしょう。
自己資金からの投資金額が370万円で、配当金額が150万円でしたら
自己資金に対して配当金の額は40.5%にもなります。
この40.5%が自己資金からの投資金額が生んでくれた利益です。
370万円と150万円を足したなら合計で520万円になります。
このほかにも株式配当が出たり、
将来の元高による為替のメリット、
業績がよければ株価も大きく値上がりしていきますので
1000万円を超えていく可能性は大きいでしょう。
ここでは370万円が1000万円以上に膨らんでいくことになります。
地道な投資ですが、最後には目的を達成して
「笑える立場」になることができます。
<次回に続く>
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