第832回
日本を中心に考えること

株式投資を考えるときには
日本の株式市場への投資を優先して考える投資家が多いでしょう。
日本の投資家は
日本に生まれて日本で育ってきましたので当たり前でしょう。

また、日本と世界の株式市場との投資がどのように違うかは
なかなかわかりません。

わかったとしても
全世界の株式市場を相手に投資を考えることは
普通はできません。
せいぜい世界の中で
伸びていく株式市場がどこかを見ていくだけで精一杯です。

その中では中国株式市場への投資は
日本の投資家にとって一番身近で投資しやすい市場です。
株式投資への見方としても
経済に関して日本を中心として見ていくのと、
世界の経済の流れを中心にして見ていくのとでは変わってきます。
見る角度によって同じ市場でも投資の仕方が変わります。

株式市場を食材を例にとってみればわかりやすいですが、
当事国と日本の価値観で見るのとでは
大きく見方が変わってきます。

日本の食材としては考えられない物が多いのが世界の食材です。
世界で一番臭い缶詰として
スウェーデンのシュールストレミングは有名です。
シュールストレミングは
毎年春にニシンを濃い塩水に漬け込んだもので
夏に解禁になります。
ニシンは缶の中で発酵するために
缶は上下に膨れ開ける時にはガスが吹き出ます。
そのガスが普通では考えられないほど臭いがきついために
世界で一番臭い缶詰として有名になったわけです。
ですが、地元の新聞紙上ではその年によって
今年はこのメーカーのシュールストレミングがうまい！
といった記事が載るほどです。

世界で一番臭い果物としてドリアンが有名です。
臭いがあまりに強烈なので
持ち帰りは禁止のマークがついているホテルが多いのも事実です。
日本のテレビでは臭いものとして登場しており
罰ゲームなどでドリアンを食べるというシーンもありますが、
実際はおいしい食べ物です。
私自身ドリアンは大好きな食べ物です。
一番最初に食べたのはタイでしたが、
サツマイモを噴かしたうえにチーズが乗っかったようで
非常にクリーミーな味がして新鮮でした。
ベトナムに行った際にはホロビンを食べています。
ホロビンとは孵化しかけのアヒルのゆで卵です。

日本人からいえばゲテモノに近い感覚でしょう。
よく食べられるものだなあと思う人もいらっしゃるでしょう。
ですが現地の人にとっては大好きな食材であったり果物です。

＜次回に続く＞