中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第816回
値上がりと為替

1万円を毎月貯めていき10万円を貯めるには10ヶ月かかります。
10万円貯まった場合と1万円貯めたときとは
考え方がまた変わってきます。
100万円になったらまた変わってきます。

お金が貯まって投資資金が増えていくと、
今度は投資に対しても考え方が違ってきます。
今まで一生懸命に貯めて投資したお金が100万円ならば、
また次に貯める100万円までに同じ期間くらいかかります。
貯めていくにも忍耐が必要です。

200万円を株式投資に回して
株価が値上がりしないで元本と同じ株価だったら200万円です。
これでは増えていませんので意味がありません。

ここで中国の通貨、為替で元が値上がりしたならどうでしょう。
投資したお金が200万円で、
元が上昇し5年で2倍になれば400万円になります。
元の価値が上がって増えた金額が200万円で、
投資した元金が200万円です。
これは元の値上がりで倍になったわけです。
ですが、株式投資では為替の値上がりだけが目的ではありません。
元の値上がりだけを狙って投資する人はまずいないでしょう。

投資した企業の株価が値上がりしていくことで
投資したお金を増やしていけます。
200万円で投資した企業の株価が5年で2倍になったら
400万円になります。
自己資金が200万円ですから、値上がり益は200万円です。

これに為替で元が2倍になれば400万円が2倍の800万円になります。
この金額の差の400万円が為替差益です。
為替が400万円という利益を造ってくれました。

為替が2倍になるのに5年ではなく、
10年かかって2倍になったとしても
株価に対して2倍になるのは変わりません。
ただ期間が延びただけです。
為替に対しては2倍になるのに何年かかるかというよりは、
長期で見たなら株価以外にも利益を膨らませていける
というふうに考えておいたほうが間違いがありません。

また、投資資金でも多ければ多いだけ利益は膨らんでいきますので
最初は自己資金をせっせと貯めて
投資資金を作っていくことが必要です。

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年7月21日(金)

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