第796回
1万円を再投資
1万円を年率20%成長企業に40年間投資したなら
1469万7708円にまで膨らみました。
45年間投資したときは3657万2569円でした。
では、配当金でついた5%を足した場合はどうでしょうか。
40年間では1543万2592円です。
1469万7708円に対し金額では73万4884円増えています。
この差額の73万4884円分が配当金で増えた金額です。
45年間でしたら3840万1225円です。
3657万2569円に対し182万8656円増えた額分、
配当金が作ってくれたお金です。
これは年間20%成長していく企業に500円を投資しておいたら
45年後には182万8656円にまで膨らんでいくことと同じです。
また、自分で自己資金を3万円貯めるのに対して
1万円増えるということは
月のうちに貯めた期間でも
三分の一の時間を配当金が作ってくれるということです。
月数が30日間あるとするならば、
三分の一の日数は10日間になります。
この10日間という日数は
自分の限られた人生の中でも貴重な日にちです。
1万円というお金は使おうと思えば
あっという間に消えていく金額です。
その1万円を中国株に投資していたならどうなったかといえば
これだけでひと財産ができます。
ただし、年数が長くかかりますが。
投資年数でも少なくするようにするためにも
最初のうちは自己資金の中からなるべく中国株に投資していき、
配当金を再投資していくようにするのが一番いい方法でしょう。
このように大事な日数を手に入れながらの中国株式投資ですから、
株価でも安く手に入れることができたなら一番いいわけです。
6月に入って香港、中国株式市場の株価は下げてきていますので
いま株価が下がっているということは
配当金を再投資するのにも一番いい時期です。
株価が下がって嘆く必要はまったくありません。
むしろもっと下がっていけという気持ちで
中国株式市場を見ていったほうがいいでしょう。
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