第792回
雨の日と株価
中国株を購入しその後株価が上がっていったとき、
株価が上がっていけばいくほど利益が増えていくのですから
なんら問題はありません。
問題といえば投資した企業の株価がどこまで上がっていくのか、
利益率はどこまで伸びたのかが関心ごとです。
利益が伸びていく限りは投資家にとってはうれしいことですから
喜ぶべき状況です。
そのまま株価も上がっていけば何の問題もありません。
ですが、ある一定のところまで株価が上がっていくと、
投資した企業の株価に割高感が出てきます。
そうなると株価でも
上がっていくよりは下げていく可能性のほうが強くなります。
天気だって毎日晴れているわけではなくて雨の日もあります。
気温が大きく上昇した夏などは
午後になれば入道雲が出てきてひと雨ふることだってあります。
雨が降ったことで一時気温が下がり、
少しだけでもすごしやすくなります。
これも自然の循環の流れです。
株式市場でも投資した企業が
適正株価より株価が大きく上がっていったなら
調整の意味もあり一時は値下がりしていくようになります。
調整だけでしたらいいのですが、
何か問題が起きたなら
そこから株価も大きく下げていくようになるでしょう。
株価が大きく値下がりし
本来の企業価値から見て株価に割安感が出てきたなら、
また再度株価は上昇していくでしょう。
投資したい企業の株価に割安感がでてきたなら
そのような時にこそ投資を考えていくべきです。
株価が上がっているときはそう大きな問題はありません。
逆に株価が下げたときのほうが、
そこから如何に投資していって利益を拡大できるようになるのか、
考えていく状況がでてきます。
ですので、株価が下げたときのほうが
投資していくのに気をつけていかなければいけません。
天気の日には傘は必要ありません。
ですが、いったん雨が降ったなら傘が必要になります。
中国株式投資でも上がっているときのことより、
株価が下げていった時のほうが
安く購入できるチャンスが生まれてくるのですから
こちらのほうを重点的に考えて投資をしていくほうがいいでしょう。
また、そういう投資方法でなければ
利益を大きくしていくことはできません。
一年のうちに株価でも大きく下げるということは
そう多くあるわけではありません。
年に2〜3回あればいいほうでしょう。
その時に投資していくことができれば
中国株式投資でも利益を上げていくことができます。
雨の日にこそ株式投資では
安く購入できる最大のチャンスが生まれてきます。
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