中国株、初心者にもわかる投資術-中国株で財産をつくろう-小泉 鉄造

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第791回
晴れと雨

天気予報で明日は晴れと聞きますと普通は喜ぶ人が多いでしょう。
逆に雨となれば喜ぶ人は少ないでしょう。
特に、天気予報をテレビで見ていると、
アナウンサーは
晴れのときは明るい表情で報道する場合が多いですから
なおいっそう明るい気にさせてくれます。
また、雨の予報のときは
どれくらい降りそうで傘は必要かなど教えてはくれますが、
明るい表情ではなく
むしろ深刻のような表情のアナウンサーもいます。
こうなると見ているほうでも、
雨のときは嫌な日で晴れたほうがいい日のように感じてしまいます。
実際晴れている日のほうは
傘もいらないし自由に動くことができますので
雨の日よりは晴れの日のほうがすきな人が多いでしょうが。

テレビを見ていて株式市況を見ているときなども
株価が上がっているときは明るい表情で報道しますが、
下げているときは
残念そうな表情で報道するアナウンサーの方がほとんどです。

株価指数でも上がっているということは、
それまでに購入している投資家の人の株が
上がっていっている可能性が大きいですから
報道するときでも
「株価が上がってましたので
利益を出されている方に対してよかったですね」
という気持ちで報道しているのでしょう。
逆に下げたときは
「前に株を購入された方は株価指数も下がっていましたので
損をされた方もいらっしゃるでしょうから、残念ですね」
という気持ちが含まれた表情で報道しているのでしょう。

天気でも晴れの日がずうっと続いていくと
報道の内容も変わってきます。
特に夏場など雨が降らない日が続いたときには、
貯水池のダムの水が減少して
一般市民の給水ができなくなる可能性がありますので、
今度は雨にふってもらわないと困る、
という報道に変わっていきます。

株価でもずうっとある期間上がっていったなら
株価でも割高感が出てきます。
もう過去のような安値で購入できなくなっていきますので
ずうっと高い株価で購入していくしか手がありません。
そのまま一本調子で株価も上げ続けていってくれたなら
なんら問題はありません。
ですが、株価でも高くなっていきすぎましたら
今度は大きく下げていくような場面が出てくるかもしれません。
戦々恐々としながら高い株価で売買を行うようになります。

天気は一年中晴れているのは
砂漠のようなところ以外はまずありません。
普通は晴れたなら雨が降りますし、
季節によっては台風がやってきます。
また、雨が降りすぎて
大洪水になる場合だって出てくるかもしれません。

株式市場の株価でも一本調子で上がっていくということはなく、
株価は上がったり下がったりしながら動いていきます。
中国株式市場でもSARS(新型肺炎)が起きたり
鳥インフルエンザが起こったときなどは
株式市場も影響を受けて値下がりしてきました。

では、株式投資を行っていくうえで株価が上がっていくときと、
下がっていくときではどちらのほうが投資妙味があるでしょうか。

<次回に続く>

中国株・株式投資 小泉 鉄造


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年6月16日(金)

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