第770回
配当金を使ってみる
株式投資で配当金がついたなら、
その配当金を再投資することが一番いいことはよくわかります。
そのほうが自分が貯めたお金を使わずに
企業が生んでくれたお金で投資できるのですから、
自分の懐は痛みません。
ですが、それだけではつまらないと感じることもあります。
何のための投資か、
自由に使えるお金を作っていくことが目的ではなかったのか、
と考えると腑に落ちない気持ちになることもあるでしょう。
そんなときには配当金を使ってみることも
悪いことではありません。
また配当金を使い、まだ足りない時は自分の懐からお金を出して
使ってみることでもいいでしょう。
たとえば今まで一生懸命に貯めた200万円を中国株に投資した結果
5%の配当金分の10万円が入ってきたとします。
親子一緒に10万円で旅行をしようとしたなら
1泊程度でしたら十分旅行ができるでしょう。
それではつまらない、何泊かしたいと考えたなら
10万円では足りなくなるでしょう。
たとえば20万円かかったとしたなら、
配当金でも10万円あれば
自分の懐から10万円出すだけで済みます。
10万円でいけなかった場所に旅行ができるようになります。
場合によっては海外へ何泊か旅行ができる金額です。
旅行へいく場所を選ぶにしてもそれだけ幅が広がっていきます。
この幅を広げてくれたのが配当金です。
このようなありがたさを実感として味わえば、
また中国株投資を行っていくためにも張り合いが出てきます。
そのためにも、
たまには配当金を使ってみることも悪いことではありません。
親のありがたさを身にしみてわかるのが親がいなくなった後で
「親孝行、したいときに親はなし」ということわざがありますが、
配当金でも使って初めてそのありがたさがわかるためにも
使ってみることはいいでしょう。
そうすればまた投資のし甲斐も出てきます。
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