第734回
中国水務の発展
・「収益モデル」
収益源は都市水道、汚水処理、水土保持からなっている。
・都市水道
1立方メートル平均、約1.1〜3.0元
各戸への水道メーターの設置料金、約400〜500元/戸
・汚水処理
1立方メートル平均、約0.65元
・水土保持
苗木を植える
サジー原料の販売
サジー製品の販売
・「収入の継続増加」
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水道料金 |
関連設備工事収入 |
2004年3月実績 |
616万香港ドル |
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2005年3月実績 |
3361万香港ドル |
3326万香港ドル |
2005年9月半期 |
3694万香港ドル |
3177万香港ドル |
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2005年9月半期で2005年3月実績分を売り上げています。
9月以降の後半では
2005年9月以降に買収した万年県大港橋水道供給公司、
および合資協議締結済みの新余水務集団の水道料金。
グループが投資予定の
河南扶溝県、大康県、西華県の水道事業関連の業績が
2006年3月までの業績に反映される見込みです。
収益源は都市水道、汚水処理、水土保持から生まれる
サジー原料の販売、サジー製品の販売となります。
同社は段主席を始め
経営陣の多くが
中国政府で水利政策を専管する水利部の元幹部です。
現役時代に築いた人脈や専門知識をフル活用して
中国各都市の公営水道事業を
有利な条件で次々に買収していっており、
浄水施設だけでなく
水源地や輸送パイプラインなどのインフラ施設も確保しています。
また現段階ではライバル会社は少なく
今のうちに事業を迅速に拡大させ
市場を独占していくことが目標です。
業績の伸びでは2005年9月半期で
2005年3月実績分を売り上げており
収益は2005年3月実績の倍以上に伸びていきます。
現在の1日当たり給水規模は数十万トンですが、
今後5年以内に
1日当たり給水能力を1000万トンに引き上げていく予定です。
現在は北京、広東、江西などの省市で
約30万人に水を供給していますが
2007末までには供給先が10倍の300万人にまで増やしていきます。
今後も業績は高い伸びで拡大していくでしょう。
<次回に続く>
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