中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第692回
中国経済と日本経済の成長

日本は経済が回復してきているとして
日本の株式市場では日経株価指数が値上がりしてきています。
日経株価指数でも29倍前後となってきており
株価でも割安感はなくなってきていますが
日本の経済が今後も伸びていけば株価も上昇していくでしょう。
ですが成長度合いは
発展途上国と先進国となった日本では違ってきます。
日本は経済では先進国となったために
給料でも発展途上国と比べて高くなっています。
中国は平均年収が日本円で計算すると15万円程度に対し、
日本の平均年収は300万円を超えていますので
これ以上収入でも伸びていくことは難しくなってきています。
一方中国では経済が伸び盛りですから
高い経済成長とともに給料でも伸びていきます。
また日本と中国では経済発展のスピードが違ってきます。
日本の経済が伸びていくにしてもそのスピードはスローテンポです。
一方中国の経済が伸びていくスピードは早くなっています。
日本ではいち早く出生率が減少してきました。
今後は稼ぐ人よりも
お年寄りがもっと多くなっていくようになります。

日本では今後伸びていく業種でも変化がでてきます。
老人介護の職業や老人施設などには
お年寄りはお金を使っていくでしょうから伸びていくでしょう。

ですがそのほかの分野では
あまりお金を使いたいとは思わないでしょう。
また使う場所が極端に少なくなっていきます。
若いときには
まず食べたいものを腹いっぱい食べたいと思って
お金がなくともやりくりして
質より量でおなかを満たすことが大事でした。
ですが年をとるとともに
食べたいものの内容が変わってきます。
コレステロールが溜まらないアッサリした食べ物が主流になり
食べ物に対しても要求する中身が変わってきます。

事業でもいち早く伸びていける業種に転身したなら
業績を伸ばしていけるでしょうが、
全体で見れば伸び率が低下していきます。
また若い人が減っていき
労働減少になっていくために
国の経済を支えていく人が少なくなります。
税金でも上げていかないと日本の国は持たなくなっていきます。

では中国はどうかといえば
一人っ子政策で今後少子高齢化になっていきますが
まだ先のことです。
いままでは国民所得が低かったために
今後も給料を引き上げていけます。
まずは世界水準にまで上げていけたなら
中国の国民も豊かになっていくでしょう。
日本は先進国になったがゆえに
もうこれ以上給料の引き上げを行うことができなくなった国です。

経済成長率で見れば日本より中国のほうが高くなっています。
株式投資では経済成長率が高い国に投資していくほうが
利益を出しやすいのです。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年1月30日(月)

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