第682回
デイトレードの投機性
デイトレード取引では
株価の値上がり値下り時期を狙って投資していきます。
株価の上げ下げでのサヤを狙うのが
デイトレード取引です。
通常は毎日の株価から今が買いかどうかを検討していきます。
ここではチャート分析もある程度使います。
チャート分析とは
株価の値上がり値下りをサイクルやトレンドでみて
チャートパターンを分析して
ファンダメンタルから
今が買いかどうかを検討していくというものです。
またテクニカル分析も参考にしていきます。
テクニカル分析とは
チャート分析をもっと詳しく見たもので
株価や出来高、時間(分単位、秒単位)から
今が買いか売りかを分析して投資を行っていくというものです。
もし投資判断が的確であれば利益を拡大していくことができます。
この時点でデイトレード取引で利益を出せる投資家は少数でしょう。
つまり多くのデイトレード取引を行っている投資家は
損を出しています。
株式投資ではうまくいかない場合もあれば
予想以上に利益が出るときもあります。
投資家でデイトレード取引でも
数百万円の投資で1億円にできる人もいるでしょう。
では投資に対して
今まで外国の投資家が買いから売りに回った場合はどうでしょうか。
今までの投資の仕方は役に立たなくなっていきます。
当然利益を出すどころか損益がかさんでいきます。
今まで儲けた利益が吹っ飛んで損になっていく場合が起こりえます。
特に信用取引で売買を行えば
手元の資金以上の投資ができますので
読みが当たれば利益も大きいですが、外れたら大きな損となります。
例えば100万円を投資して1億円儲けていたとしても
信用取引で売買を行っていたなら
1日のうちに1億円の損を出してしまう場合も考えられます。
100万円投資して1億円にしたとしてもゼロ円になります。
株式投資でも手元に資金がある限りは
そのお金を投資できます。
その他に自己資金で100万円が手元にあり名誉挽回と、
再度手元の100万円を投資して全額損を出したなら
投資金額に対して200万円分の損金となります。
そうなったら投資資金をはたいたうえでマイナスになります。
もっとも株式市場が変化したと読んで
それなりの投資を行っていけば
もっと大きな利益を上げることも可能です。
ですがその確立は非常に低いでしょう。
日本が1980年代にバブルで踊っていた時期に
どれだけの企業が
バブルに踊らされずに堅実な経営を行っていたかを見ても
その確率が非常に低いのがわかります。
<次回に続く>
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