第610回
目先の利益
株式投資では人間の心理が投資に大きく影響します。
目先の利益だけを追及した投資方法がデイトレーダー投資です。
ここでは利益をあげることができるかどうかだけが重要視されます。
投資した企業の株価が上がったり下がったりしたときに売買して
初めて利益が出せます。
短期投資の特徴です。
長期投資ではこのほかに配当金が出たとき、
その配当金を再投資して利益を膨らませていく事も考えられます。
また、無償株を得ることによって
株数を増やしていくこともできます。
1年程度の投資期間でしたら
配当金を利益として得ることができます。
また、無償株に対しても
株価が値上がりしたときに売却して
利益を出すことも考えられます。
デイトレーダー投資と1年程度の投資期間で投資を行うことでは
利益を得る方法も違ってきます。
デイトレーダー投資は1日の売買で結論を出していきますので
毎日目先の利益を追求していく投資方法です。
毎日利益が出たか損益となったか結果がその日にわかりますので
刺激のある投資です。
その点1年程度の投資期間でしたら
すぐに結果が出るわけではありません。
1年くらいの間に結果がわかる投資方法です。
刺激のある投資方法ではありません。
株式投資をギャンブルとして行うのであれば
デイトレーダーは魅力のある投資の仕方です。
現在デイトレーダー投資が盛んなのは
刺激と1日での利益を膨らませていくことで
投資金額でも高い利益を追求していく投資家が多いからでしょう。
ですが、一般の投資家は
仕事を持っている方がほとんどでしょうから
デイトレーダー投資はできません。
ですので1年程度の投資期間で行ったほうが懸命な投資の仕方です。
ですが普通の投資の仕方では1年間程度待つことはないでしょう。
投資した株価が値上がり、または値下がり(信用取引)した時点で
売却し利益を出していきます。
投資期間でも2〜3日のこともあれば
1週間のときもあるでしょうし、
1ヶ月、2〜3ヶ月のときもあるでしょう。
投資利益でも投資した金額に対して10%も出れば成功でしょう。
20〜30%でしたら投資の成果としては大成功です。
これを何回も売買を繰り返してうまくいけば
いずれは大きな利益になっていきます。
このような投資では、投資した企業が当てが外れて下がったり
(または上がったり)した時に
如何に損切りが出来るかで投資成果が違ってきます。
目先の利益を狙うのであれば株価の変動がすべてですから
利益を上げるには
危険が高い投資方法であると割り切って
投資していかなければなりません。
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