第605回
ひとつの投資判断への見方
一概に優良企業といっても
どのような企業が優良企業なのか見当がつきません。
一般に優良企業というのは
現在の業績が順調に伸びていて
将来も業績が伸びていけるような企業のことを言います。
ひとつの業種の中にも多くの企業が上場していますが、
その中で将来勝ち組に入るような企業なら投資を検討できます。
航空関連企業は
売り上げは伸びても原材料の原油価格が高騰していますので
収益にはなかなか結びついていきません。
ですが航空企業も長期的には伸びていける業種です。
上場している大手航空企業では、
本拠が北京にある中国国際航空(コード:0753)は
2004年末時点で国内では72都市、海外に36都市乗り入れている
大手航空企業です。
中国東方航空(コード:0670)も
2004年末時点で88国内外都市で運行しています。
中国南方航空(コード:1055)も国内外85都市で運行しています。
深センB株企業の山東航空(コード:200152)は
国内線を中心に運航していますが
今後は国際線を開拓していく予定です。
上海B株企業の海南航空(コード:900945)は
拠点を海南省においた航空企業で、
アメリカの路線への乗り入れ認可を取得しています。
今年に入って米ボーイング社から
新型旅客機B7E7を8機購入すると発表しています。
中国国内航空各社は米ボーイング社から旅客機50機を購入し
2008年北京オリンピックまでに納入される見通しです。
現在は中国国内で
各航空企業同士のシェアー争いが
激烈になっている状況ではありません。
どこまで国際線を開拓できていけるかが
成長していく鍵となっていくでしょう。
上場企業の中から将来業績が大きく伸びていくような
勝ち組に入る優良企業がでてくるでしょう。
そのような企業に投資ができたなら
先々のことになりますが、株価でも大きく上がっていくでしょう。
各業種でも業績が伸びていくために必要な分野があり、
そこに企業が投資して
利益を生み出していく体制をとっているかを見ていくと
将来伸びていける企業かどうかひとつの投資判断ができます。
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