第604回
底値で購入できる時
長期投資で利益を出していこうとするなら
長い間には伸びていく業種が多くあります。
現在は利益を出していない業種でも
長期で伸びていける企業に投資していけば
長い間には株価でも上がっていくようになります。
航空関連企業は売り上げが伸びている企業ですが、
収益では伸びていません。
アメリカで航空企業は
業績が伸びていくどころか原油高に伴ない
米航空業界第3位のデルタ航空と第4位のノースウエスト航空が
会社更生法の手続きをとり破綻します。
では同じく中国航空企業も
アメリカと同じようになっていくかというと
そうではないでしょう。
中国航空企業で
南方航空(コード:1055)の2005年中間決算は
増収ながら収益では赤字転落に陥っています。
深センB株の
山東航空(コード:200152)の2005年中間決算は
増収減益となっています。
中国では新しい空港が次々と開港しています。
空港自体が増えていくのですから航空機は増えていきます。
企業の利益が出ようと出まいと航空業界は伸びていきます。
現時点の収益は最低ですから株価も安くなっています。
株価でも低空飛行です。
今の時点から購入しておけば
今後業績の回復が見込めますので
長期的には株価も上がっていくでしょう。
安く買える業界の株価水準です。
電力企業同様、長期投資でしたら買い時でもあります。
投資方法でも株価で下がっている企業に投資するほか、
長期で伸びていける優良企業が
底値になったときに購入していくことも出来ます。
どちらの投資方法でも
株価が安いときに購入することで利益を出していけます。
ではどちらのほうが
長期投資で多大な利益を出していけるでしょうか。
業績が落ち込んで株価も下がっている業種は
株価が高くなっていくことで利益を出していく投資方法です。
優良企業の場合は企業成長に投資をしていくことでもあります。
長期投資でしたら優良企業のほうに投資したほうが
大きく利益を膨らませていくことが出来る確率が高いでしょう。
<次回に続く>
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