中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第601回
知恵と理性

中国の株価指数では上げてきており、
今後不動産投機を行なったとしても
大きな利幅が取れないとなれば
再度中国人投資家の資金が流れ込んでくる受け皿に
株式市場がなりつつあります。

B株市場では
今までどうしようもない企業で
ST銘柄のような
2期連続して赤字企業の株価が大きく値下がりしていましたので
売られすぎということと、
安くなった反動で株価が上昇しています。
まだ優良企業の株は大きくは上昇していってはおりません。
今後中国人投資家の資金が
優良企業に流れ込んでくるようになれば
今度は業績相場に変わっていきます。

一部の優良企業の企業では株価も上げてきてはいます。
今すぐに優良企業の株価が大きく値上がりしていき
業績相場に移行していくというわけではないでしょうが、
長期的には転換期になる可能性が大きくなってきました。
2003年3月近辺で日本株に投資していたなら
約70%の値上がり率となっており
今の時点で売却しても十分に利益になっています。

中国株投資でも同じことがいえます。
株式投資では安いときに購入しておき
高くなったときに売却して利益が出せます。

では現在の中国株式市場はどうかといえば
日本の日経でいえば
2003年3月近辺の安値時期と似ているところがあります。
B株指数でも下がっていることは知恵で理解できます。
ですがその知恵を生かしていくには理性がものをいってきます。
理性を株式投資の観点から見ますと、
人間の感情だけにとらわれるのではなく
常識で物事を判断していくということになります。

理性を失う典型的な例では
恋愛などで理性を失うことで相手がきれいに見えたり
一生の伴侶として見える時期があります。
このような時に理性を失うということは悪いことではありません。
むしろ理性を超えた感情ですから
自然に芽生えた行動に従っていくべきでしょう。
個人の思い込みによっていくらでも行うことが出来ます。

ですが政治や株式投資など一個人だけではなく、
国と国との外交問題や
国民のための政治となってくると状況は変わってきます。
株式投資でも投資しているのは投資家本人だけではなく
多くの個人投資家、
機関投資家やファンドが利益を追求してきています。

このような場所では一個人の投資技術の中でも
知恵を生かしながらも理性を働かせ
対処していかないといけません。
ほかの投資家の立場や
現時点での株式市場の流れを長期的に見て
投資できるタイミングをつかんでいくことが必要です。

言葉では理性のほか理想、理念など
理がつく文字は多くあります。
これらの内容は、今がどうのこうのというより
先々の目的のために今何をするかどうかが最大の関心ごとです。

現実の中から株式投資で実際の利益を追求するのなら
感情や感傷に押し流されることなく
現実の株式市場の様子から理性で投資判断していくことが必要です。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年9月26日(月)

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