イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第585回
小売企業の中間決算から

小売関連企業の2005年6月中間(1〜6月)決算は
順調に業績が伸びています。

香港上場企業で中国国内最大の小売チェーン店の
聯華超市(コード:0980)の6月中間決算です。

売上高 --- 68億9072万9000元 前年同期比 31.44%増
純利益 --- 1億3097万9000元 前年同期比 22.22%増
EPS --- 0.21元 前年同期比 16.67%増
中間配当 --- 0.06元

聯華超市は私自身も注目している企業です。
同社は人気がある分PERでもなかなか下がってはくれない企業です。

また、小売規模では国内で最大で
傘下企業に「聯華超市」と装飾建材チェーン店「好美家」等を持つ
上海友誼集団(コード:900923)6月中間決算です。

売上高 --- 86億1263万5838元 前年同期比 33.95%増
純利益 --- 7088万2194元 前年同期比 3.34%増
EPS --- 0.165元

上海友誼集団は小売り大手企業で業績でも順調に伸びています。
ただ売上が伸びているわりには
純利益が伸びていないのが同社の特徴です。

最近の安値では元の切り上げが発表される前の7月18日には
0.440USドルまで下がりました。
ですが現在は0.540USドル近辺まで株価は上がってきました。

次に北京市を中心に
スーパー、コンビニ、ディスカウントストア等を展開している
ウーマート・ストアーズ(コード:8277)の6月中間決算です。

売上高 --- 18億2200万元 前年同期比 48.3%増
純利益 --- 7600万元 前年同期比 54.6%増
EPS --- 0.27元

ウーマート・ストアーズの業績は順調に伸びています。
ウーマート・ストアーズは売上げでも純利益でも
高い伸びを示している企業です。

業績の伸び率(%)
04年12月 03年12月 02年12月
売上高
前年同期比
+64.9% +43.5% +59.1%
純利益
前年同期比
+50.8% +160.9% +75.8%

小売関係業種は今後も高成長が出来ます。
ですので長期投資に向いている業種です。
ただ成長が見込める分PER(一株利益)でも低い数字になっています。
このような企業に投資を考えるならば
なるべく株価が安い時期を狙って購入し
長期にわたって保有しておくことです。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年9月2日(金)

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