第559回
日本の過去と中国
昔の日本も今の中国と同じような時期がありました。
日本が第二次世界大戦後の敗戦の時の日本の姿です。
日本は敗戦後自由な活動が出来るようになって
日本の企業はアメリカンドリームにあこがれて
いつかはアメリカと同じような生活が
できるようになりたいと思いました。
ここに日本の復興とともに
日本企業が発展してきた原点があります。
条件はありながらも
日本の企業が世界で活躍できるような足場が整いました。
アメリカ経済を横目で見ながら
いつか日本もアメリカ人が送っているような生活を手に入れるために
アメリカ経済に追いつけ追い越せとがんばってきました。
その結果1990年のバブルが崩壊する前には
日本はアメリカを追い越したというくらいに発展してきました。
その間の期間は1945年からバブル崩壊前の1990年までの年数は
45年間でした。
では今の中国はどうでしょう。
私自身が中国に投資が出来ると思ったのは
トウ小平氏が改革開放政策を打ち出したことで
中国人民が規制はありながらも
自分自身の努力しだいでは金持ちになれるという状況に
変わってきたからです。
今後は中国国民自身が
自分自身を豊かにさせていくことが出来ることに対し
投資が出来る基本が整ったことを嗅ぎ取ったためです。
ですが一般の日本人の投資家の目は
中国をまだ未発達な国ととらえており
投資は考えてはいませんでした。
では過去の日本の1945年の日本の状況はどうだったのでしょうか。
敗戦国で焼け野原だけが広がる何もない状態だったのですから
その当時の日本は当時の中国よりは貧しい国となっていました。
このことを日本人は忘れているような気がします。
日本人は過去を忘れていて
戦後復興に貢献してきた企業の力があったことを
もう一度思い起こす時期のような気がします。
経済が発展していける条件では
過去の日本と今の中国では
トウ小平氏の改革開放政策以降同等の立場になっています。
日本は先進国となった上に
生活水準も上がって豊かになってきました。
一方中国ではこれから豊かになっていく段階ですから、
日本の戦後の活況が今の中国であると見てもいいでしょう。
活況のある国の経済発展の勢いのすごさは
過去の日本人が豊かさを求めて築き上げてきた姿と同じです。
日本人投資家は
そのような段階が今の中国であり中国の株式市場である
ということを知れば、
日本の株式市場が
戦後いかに伸びてきたかと照らし合わせて見たときに
今後の中国株式市場の流れがわかってくるはずです。
中国では2000年以降
一般家庭の生活水準も大きく向上してきた為に
日本人も一目置くようになってきました。
特に今の中国企業が海外に進出していく様子には
目を見張るものがあります。
そろそろ日本人の投資家も目を覚まして
中国の市場への投資でも
過去の日本が発展してきた過程の日本株式市場と、
今の中国株式市場を比較して
投資を考えてもおかしくはない時に来ていることを
認識してもいい時期です。
国民が自分の力で活躍できるような国には投資が検討できます。
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