第517回
配当金で100倍にするには
配当金を100倍にすることはできるでしょうか。
長い期間はかかりますができます。
過去日本が高度成長時代には金融商品で5年物、10年物では
利回りで9%前後の商品が出ていました。
ここで見るのはそこまで高い利回りではなく6%という数字です。
6%利回りの複利計算で100倍になるには何年かかるでしょうか。
50年後には18.42倍です。
70年後には59.07倍です。
79年後には99.807405倍です。
80年後には105.79584倍となり、100倍を超えます。
100万円投資でしたら投資金額の100倍ですから、
投資金額に対しても1億円を超えています。
もしも100万円投資で年間6%の配当を80年目に受け取る数字では
80年後に600万円以上(税込み)となります。
20歳の人が6%の配当利回りになる商品を購入していたなら
80年後の100歳には
1億円と年間配当で600万円を手にすることができます。
ですが、そのような商品があったとして
80年後の100歳になって受け取っても
ありがたみはさほどないでしょう。
だいいち80年間も待つことになります。
また、100歳になるまで生きているかどうかもわかりません。
では100万円ではなく、100万円と同じ数字で100倍になるのに
手元に200万円あり6%利回りでしたら
1億になるまでは何年くらいかかるのでしょうか。
68年後には105.15462倍です。
もし手元に300万円あったならどうでしょうか。
61年後には104.90075倍です。
20歳の人なら61年後の81歳ですから
まだ生きているうちに受け取ることができる可能性もあります。
では手元資金で1000万円あったならどうでしょうか。
40年後には102.85711倍です。
20歳の時にもし1000万円持っていて
6%の商品に投資したなら
40年後の60歳で投資金額で1億円以上になります。
サラリーマンで定年が60歳の人でしたら、
定年の時には1億円になっています。
配当利率で年率6%でも長い間には大きく膨らんでいってくれます。
<次回に続く>
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