イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第516
配当利回り

日本の東証第一部の配当金に対しての利回りは
現在1%を超えて1.26%前後となっています。
特に電力関連企業の配当では
株価に対して2%から3%台のものがあります。
銀行金利に比べれば高いですから、
投資資金に対して配当利回りだけでも投資が検討できます。
特に最近の好業績に支えられて
増配や復配をする企業が目立ってきています。
企業では花王のように
配当性向を30%から40%に引き上げるところがでてきており
株主重視の企業が増えています。
日本の企業はいままでお互いの企業同士で株を持ち合って
安定した関係を築いてきていましたが
最近では持ち合い解消が進んでおり
株主重視の時代に入ってきています。

・配当利回りとは
投資した企業の株価に対して
いくらの配当金がつくのかを利回りで計算した数字です。

・配当性向とは
一株利益に対して何%が配当金として株主に支払われているのかを
数字で表したものです。
一株利益が10円の企業が4円を配当金の方に回したなら
配当性向が40%という事になります。

企業が成長し利益が拡大していけば利回りでも上がっていきます。
ですが、収益が下がっていけば利回りでも下がっていきます。
また、企業が配当性向をあげたり下げたりしたなら
配当金額も変わってきます。
ですが今後の日本では株主のほうに企業が目を向けてきています。
ほかの企業が自社企業に対して
敵対買収を仕掛けてくるのを防ぐためにも
投資家に自社株を購入してもらい防ぐ意味も出てきています。
ですが、日本は今後低成長となるでしょうし
大きく成長していく企業が少ないでしょうから
配当利回りではなかなか上がっていかないでしょう。
では中国はどうかといえば
今後高度成長をしていく国ですから
利益の拡大とともに利回りでも上がっていく企業が増えるでしょう。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年5月30日(月)

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