イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第492回
保険企業への投資判断

平安保険(コード:2318)の2004年12月本決算から

売上高 --- 632億5100万元 前年同期比 5.06%減
純利益 --- 31億1600万元 前年同期比 34.31%増
EPS --- 0.56元
配当 --- 0.14元

平安保険は国内生保では2位で
私営企業の大手保険会社で
筆頭株主はHSBC( 匯豊控股、コード:0005)と資本提携しており
損保業界では3位となっています。

生命保険、損害保険は中国でも今後伸びていく業種です。
香港に上場したのは2004年6月ですのでまだ1年たっていません。

また同じ業種で生保では中国国内で最大手企業の
中国人寿保険(コード:2628)
2004年12月本決算を発表しています。

売上高 --- 768億600万元 前年同期比 2.63%減
純利益 --- 71億7100万元 黒字転換
EPS --- 0.27元 黒字転換

中国人寿保険は国内生保市場では50%以上のシェアを持っています。
中国の保険業界には今後海外からの保険会社が参入してきます。
ですのでその中で生き残っていける企業でないと投資はできません。
今後は生保市場のシェアは
海外の保険会社が参入することによって低下していきます。
中国では保険に対する加入者が増大することから
シェアが下がっても長期に渡り伸びていくことができます。
ですので平安保険と
中国人寿保険は今後も業績では伸びていくでしょう。
ですが、今後は海外の保険会社が参入してきます。
株価でも下がっていく可能性があります。
また、株価でも
すぐに上がっていくということは考えにくい業種です。
長期で投資を考え株価でも下がったときに
少しずつ購入していくような投資方法がいいでしょう。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年4月26日(火)

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