第482回
華能国際電力
では同じH株上場企業で華能国際電力はどうでしょうか。
華能国際電力 - 業績推移
売上高、営業利益( 百万人民元)、伸び率(%)
年 |
2004/12 |
2003/12 |
2002/12 |
2001/12 |
売上高 |
30,118.28 |
23,388.24 |
18,474.47 |
15,791.36 |
前年同期比 |
+28.8% |
+26.6% |
+16.99% |
----- |
営業利益 |
7,000.50 |
7,073.16 |
5,578.01 |
3,450.65 |
前年同期比 |
-2.0% |
+38.5% |
+61.6% |
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業績の上では2001年度より約2倍に伸びています。
大唐国際発電も華能国際電力も伸びではほぼ同等です。
また最近のPERで見比べて見ます。
(大唐国際発電、華能国際電力の株価、5.700香港ドルで計算)
大唐国際発電のPER: 13.74倍
華能国際電力のPER: 13.69倍
ほぼ同等です。
では利回りでは
大唐国際発電: 3.64%
華能国際電力: 4.13%
華能国際電力のほうが4%を超えています。
中国本土B株の電力企業と比較してみます。
広東電力:4.35%
浙江東南電力:6%
大唐国際発電:3.64%
華能国際電力:4.13%
4社の中では浙江東南電力が一番高い配当で見た利回りとなります。
ですが一番低い企業でも3.5%以上ですので
利回りでも魅力がある数字です。
電力企業は原材料の石炭価格上昇により
純利益では大きな差が出ました。
ですが今後は解決されていく方向にあります。
新型肺炎SARSの影響が出たときには
関係ある業種で旅行業、ホテル業などは大打撃を受けて
収益でも落ち込み株価でも底値でした。
電力企業の株価も現在底値を這いずり回っています。
2005年、特に2006年になれば収益でも上昇してきます。
そのときには株価でも上がっていくでしょう。
ですので今が買いのチャンスでもあります。
大唐国際発電の配当利回りでは3.64%ですが、
過去に2.4香港ドルで購入していたなら
配当利回りでも8.64%まで上昇していました。
このように配当金で見たら購入利回りでも上がってきます。
投資銘柄候補の中に入れてもいい業種でしょう。
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