イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第481回
大唐国際発電の2004年12月本決算から

大唐国際発電(コード:0991)の2004年12月本決算
売上高 --- 135億8373万9000元 前年同期比 36.51%増
純利益 --- 22億9258万4000元 前年同期比 26.54%増
EPS --- 0.44元 前年同期比 25.71%増
配当 --- 0.22元

大唐国際発電は中国本土で北京、天津、唐山などの
発電事業を手がける独立系の大手発電会社です。
大唐国際発電の北京の本社には2回ほど伺ったことがあり、
昨年2004年12月にも伺っています。
今期同社が純利益でも伸びていくことに対しても説明がありました。
北京市に本社を構える同社は原材料の石炭に対し
長期的な価格で契約していること、
北京という土地が石炭を運んでくるのに
ほかの電力企業より場所が近いことで
石炭価格上昇後も安く購入できる位置にあること。
また、2004年度は増収増益が確実であることなどは
同社本社でのセミナーで確認していました。

現在の株価は5.700香港ドルです。
私自身2001年頃大唐国際発電の株を
ほかの人にも購入を勧めていました。
その頃の株価は2〜2.5香港ドルでしたから
今の株価の半値以下でした。
ではその頃の業績ではどうだったでしょうか。

業績推移
売上高、営業利益( 百万人民元)伸び率(%)
2004/12 2003/12 2002/12 2001/12
売上高 13,583.74 9,950.56 8,017.91 6,550.62
前年同期比 +36.5% +24.1% +22.4% ----
営業利益 4,145.37 3,197.08 2,526.87 2,242.22
前年同期比 +29.7% +26.5% +12.7% ----

2001年の売上高では6,550(百万人民元)。
2004年の売上高が13,583(百万人民元)。
売上では約2倍伸びています。
ですので過去の株価に2をかけた数字で見ますと
今の株価でも2倍になっていてもおかしくはありません。
株価では現在割高感はありません。
私自身は2002年に2.4香港ドル前後で少し同社株を購入しています。

ここで配当利回りから考えて見ます。
購入株価:2.4香港ドル
2004年配当:0.22元
配当利回り:8.64%

このように長期投資で投資した企業が利益を拡大していき、
配当金でも多く出していくようになりますと
利回りでも上がっていきます。
まずこのような特典があります。

<次回に続く>



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2005年4月11日(月)

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