第478回
上海錦江国際トラベル、
上海錦江国際酒店発展の本決算から
上海錦江国際トラベル(コード:900929)は
上海で最大の旅行会社で
海外旅行者の旅行手配国内旅行、
旅行チケット取扱業務を行なっています。
昨年は新型肺炎SARSの影響で大きく業績は落ち込み、
純利益でも97.1%減となりました。
2004年度は回復基調となり純利益では大きく上がっています。
売上高 --- 10億768万7282元 前年同期比 145.43%増
純利益 --- 4398万2138元 前年同期比 7849.92%増
EPS --- 0.332元
配当 --- 0.16元
今期は光明ビルの所有権の一部を売却し
約1400万元の純利益が上乗せされています。
その資金で旅行部門に投資しています。
上海錦江国際酒店発展(コード:900934)の
2004年12月本決算
売上高 --- 8億6370万493元 前年同期比 8.38%増
純利益 --- 1億4523万3316元 前年同期比 270.00%増
EPS --- 0.241元
配当 --- 0.16元
上海錦江は上海市で5つ星ホテル、4つ星ホテルをはじめとして
傘下企業にケンタッキーフライドチキン(KFC)、
吉野家なども展開しており、
業績では上海錦江国際トラベル同様2003年に
新型肺炎SARSの影響で大きく業績は落ち込んでいます。
ケンタッキー・フライドチキンの商品から
発がん性着色料が見つかったことで最近話題になりました。
(廃棄処分済み)
新型肺炎SARSやこのような問題がでたときには株価でも下がり、
業績でも落ち込むことも考えられます。
私自身上海にいったおり同社のホテルに宿泊、
またケンタッキー・フライドチキンにも行っていますが、
ケンタッキーに関してはお客がいつも満員です。
所得が少ないのになぜかといぶかるばかりです。
ですが、発展していく国はこんなものです。
日本だって初めてマクドナルドができたときには
ハンバーガーを買い求めて行列が出来たことがありました。
発展していく国ではこのようなことが起きるものです。
上海錦江国際も今後は業績でも伸びていくでしょう。
また2010年の上海万博に向かって
両企業は利益が上がっていくことが考えられます。
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