第463回
40年目と45年目
1年目ではそう大きく差が開いているわけではありません。
ですが長期で見たときには大きく違ってきます。
30年では10%成長で17.44倍ですから
10万円投資でしたら174万4000円になります。
では15%成長でしたらどうでしょうか。
30年で15%成長でしたら66.21倍に膨らんでいます。
10万円投資でしたら662万1000円になります。
さらに40年目でしたらもっとその差が広がります。
10%成長でしたら45.25倍ですから
10万円投資でしたら452万5000円です。
15%成長でしたら267.86倍ですから
10万円投資でしたら2,678万6000円です。
その差は 2,678万6000円−452万5000円=2,235万1000円 です。
この差額の2,235万1000円が5%で増えた分です。
このような差がが株式投資で長期投資した時に出てきます。
この40年という数字は
国民年金で満額受け取ることができる年数です。
さらに国民年金ではこの先支給開始年齢が65歳からとなります。
40年に5年間分たした45年で
どのくらいまで倍数では伸びるのでしょうか。
成長率
年 |
40年 |
45年 |
10% |
45.25 |
72.89 |
15% |
267.86 |
538.76 |
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10%成長でしたら72.89倍ですから728万9000円です。
15%成長でしたら538.76倍ですから5,387万6000円です。
老後の資金で5,000万円以上できたのでしたら
精神的にかなり楽になるのではないでしょうか。
では投資金額が10万円ではなく100万円だったらどうでしょうか。
40年目で見れば10%成長で45.25倍ですから
4,525万円にまで膨らんでいます。
45年目の10万円投資で15%成長の5,387万6000円には及びませんが
精神的にもかなり安心できる金額です。
また100万円投資で40年目の15%でしたら
267.86倍ですので2億6786万円にまで膨らんでいます。
ここでは1億円を大きく超えています。
精神的にも安心できる金額となっています。
10%が企業の成長率で
5%が配当金を再投資したときにできる倍数で今まで見てきました。
これは配当金で株式市場に再投資したときに
どれくらいの年数で、
倍数でも膨れていくかを計算上で見てきました。
配当金の力がいかに強いかを知るために
5%という数字で出しています。
ですが配当金に関して
配当利回りで5%以下の企業に投資したときはどうでしょうか。
配当利回りで2%、3%の企業でしたら多く上場しています。
例えば配当利回りで2%企業でしたら
企業成長が10%ではなく13%の企業に投資すれば
配当利回りの2%をたして15%にできます。
また15%成長する企業で配当利回り2%でしたら
両方合わせれば17%になります。
配当金でも1%でも出たときには
最初のうちは再投資に回して利益を膨らませていくことで
配当金の力を発揮できます。
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