イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第458回
中国国際コンテナの株価推移

中国国際コンテナは2003年度の決算で
1対0.6の無償株発行(株式分割)を行なっています。
昨年の無償株発行前は
18香港ドルまで株価は上昇していましたが、
株式分割後は5月に8香港ドル近辺まで株価は下がりました。

7月に発表した1〜6月見通し時点の株価では
10〜11香港ドルの間の株価でした。
現在の中国国際コンテナの株価は21香港ドル近辺です。
昨年7月時点の株価から見比べますと約2倍になっています。
株価が上がったのは主に売上高と純利益の伸びが上げられます。
売上高が前年同期比92.5%増、
純利益が前年同期比249.9%増
ですから株価が2倍になってもおかしくはない数字です。

この数字は中国国際コンテナの業績が上がったためです。
ではもし
中国国際コンテナの業績が伸びなかった場合はどうでしょうか。
売上高、純利益でも前年同期比ゼロ%の場合は
株価はどのように動いたでしょうか。
単純にみれば売上高、純利益がゼロ%の場合
株価での伸びもゼロ%ということになります。
株数が2倍になったとき
株価は株数が増えた分の半額に値下がりします。
これで釣り合いが取れます。
ここで株価に変動がなければ株数が増えたということだけで
利益が膨らんだことにはなりません。
プラスマイナス、ゼロ円と同じことです。

では中国国際コンテナの株価がなぜ上がったかというと
無償株発行後も売上高、純利益を伸ばしていったぶん
株価でも上がってきています。
このように業績を伸ばしていくことができる企業に対しては
無償株発行後
株価が下がったときに購入していけば利益が出せます。
利益が出た分株価でも上がっていく可能性が大きい企業です。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年3月9日(水)

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