第456回
ファンドと個人投資
ファンドと個人投資との投資効率から見たらどうでしょうか。
ファンドは多くの企業に投資をしていくために
大きく成長できる企業もあれば
そうでない企業もありますので
市場の平均株価伸び率程度の成果が出れば合格でしょう。
もちろんなかには市場の平均株価伸び率以上に
上がっていくファンドもあるでしょう。
そのようなファンドに投資できれば利益でも膨らんでいきます。
では個人投資家が投資していく場合はどうでしょうか。
投資できる企業数には限りがあります。
投資した企業が大きく伸びたときには
その分大きく利益を膨らませていくことができます。
ですがはずれた時は利益にはなりません。
ですので投資で利益が出せるかどうかに多きなブレが出てきます。
個人投資での大きな魅力は
投資した企業が大きく成長したときには
その利益を全部自分のものにできることです。
ですがファンドではそうはいきません。
投資した企業の平均ですから
大きく伸びるというよりは緩やかな伸びとなります。
ファンドでは平均的な伸びが期待できますが、
大きく利益を上げていくことは難しいでしょう。
ファンドへの長期投資で
株式市場での平均株価伸び率以上の伸びで
10年20年かかった場合には利益でも期待が持てます。
個人での投資でしたら投資期間はファンドと同じだとしても
利益ではファンドとは比べ物にならないくらいに
大きく膨らませていくことができます。
ですので株式投資で本当に利益を作っていきたいのでしたら
個人が株式投資を行って利益を出していくことです。
インドの株式市場には
個人では投資ができないということで個人ではまだできません。
ですが、たとえできたとしても投資できるかどうかは
上場企業を見ていかないとなんともいえない状況です。
また、現在発展していく中国の株式市場があるのに
すぐにインドというのもうなずけません。
現段階でしたらまず中国株式市場に投資をしていき、
利益を出していくことです。
中国企業の配当金の利回りでも
3〜6%程度の企業が多くあります。
また企業によっては7〜10%の利回りになる企業もあります。
配当金でも魅力があるのが中国株式投資です。
まずは中国株投資で利益を出していき、
インドの株式市場を横目で見ながら
投資できる段階になったなら投資を考える
という考え方でいいと思います。
また、中国株式投資で利益を出せないようでしたら
インドの株式市場で個人が参加できるようになったとしても
利益を出していくのは難しいかもしれません。
中国の中国本土A株市場には投資できませんが、
香港、中国本土B株には個人でも投資ができます。
また、企業情報でも昔と違って多く発表されています。
大きな資産を作っていくには個人投資が一番確率が高いのです。
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