イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第455回
インド株とファンド

日本では中国の次に発展していく国として
インドの株式市場に一部の投資家ですが
熱い視線をおくっています。
現在インド株式市場に投資できるのは機関投資家のみです。
個人投資家はまだインドの株式市場へ投資することはできません。
機関投資家が投資できるようになったのは
インドが海外機関投資家に
税率でも低くしたことで採算が取れるようになったために
ファンドが設立され投資できるようになったためです。
インドの経済が好調だということで
ファンドの販売でも伸びているようです。

ではインドの企業に対して
一般投資家はどこまで理解しているのでしょうか。
インドの企業に関しては
ほとんどわかっていないのではないでしょうか。
どのような業種が、どんな企業が上場しているのか。
企業でも情報公開についてどの程度進んでいるのか。
上場企業の将来性は、企業の成長伸び率はどうなのか。
一般の投資家には難しいところです。
もっとも一般投資家がインドの株を購入できないということで
企業選択に関しては
機関投資家のファンドまかせしかありませんが。

では個人での投資とファンドへの投資ではどう違うのでしょうか。
ファンドは普通、投資できる企業を数十社選び
投資バランス(効率)を考えて投資します。
また、成長企業優先、安全重視優先、大型企業への投資、
中小でも将来性のある企業等いろいろなファンドがあります。
ファンドの目的も違いそれが投資結果となって出てきます。

個人の投資ですと投資できる金額が限られますので
多くの企業に投資していくことは普通できません。
選んだ少ない企業への投資となります。
多くの企業へ投資ができたとしても
今度は全部の企業に目を通すことは難しいですし
時間がかかります。
株式投資を職業にしている人なら別でしょうが、
普通に仕事をしていて多くの企業に投資をすることは
普通は難しいでしょう。
このような場合はファンドのような商品に投資したほうが
時間も手間も省ける、というようなことになります。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年3月4日(金)

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