第352回
企業成長率
例えば投資しようとする企業を10年間で見たときには、
平均した企業成長率が高ければ高いほどいいことになります。
企業平均成長率が10%成長、20%成長、30%成長、
または40%成長と10年間、成長した場合の数字を見れば
よく分かります。
また20年間成長でしたらその差は歴然です。
下記は5年間ごとに見た年数での成長率の数字です。
年 |
1年目 |
5年目 |
10年目 |
15年目 |
20年目 |
10%成長 |
1.10 |
1.61 |
2.59 |
4.17 |
6.72 |
20%成長 |
1.20 |
2.48 |
6.19 |
15.40 |
38.33 |
30%成長 |
1.30 |
3.71 |
13.78 |
51.18 |
190.04 |
40%成長 |
1.40 |
5.37 |
28.92 |
155.56 |
836.68 |
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10%成長で10年目なら2.59倍ですが、
40%成長ですと28.92倍となります。
今の中国のGDP伸び率は今後8%前後で推移していくでしょうから、
10%成長程度の成長率でしたら多くの企業が可能性があります。
また、20%成長でしたら
上場企業の中でもある程度の企業は達成可能でしょう。
20%成長で10年目でしたら
6.19倍ですから100万円投資でしたら
100万円が619万円になります。
また、10年間30%成長していく企業も出てくるでしょう。
企業数はかなり絞られてくるでしょうが。
それでも30%成長で10年目でしたら13.78倍です。
100万円投資でしたら100万円が1378万円になります。
40%成長を10年間続けていく企業も
今の発展途上の中国株式市場でしたら
考えられないことではありません。
その場合は10年目に28.92倍です。
40%成長で今後数年間は伸びていく可能性のある企業はあります。
一部港湾関係企業、建設関連企業、ガス企業、
その他の企業でも可能性の大きい企業はあります。
ですが10年間伸び続ける企業は少ないでしょう。
通常の企業は10%成長から
20%成長の間で伸びていく可能性が大きい企業です。
ですが、10%成長から20%成長できる企業でも
すごいことだとは思いますが。
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