第330回
中国株式市場はまだ赤ん坊
中国本土B株市場とA株市場の企業は
将来はひとつにまとまっていくでしょう。
短期ではなく長期で投資を考えた場合には
株価が安いときが購入できる時期ですから
投資では魅力が出てきているときです。
現在の状況が
その可能性が大きくなってきているときでもあるように見えます。
中国の株式市場は
今後も中国政府の政策でいろいろと変更がでてきます。
ですがそれは中国政府内でのことで、
上場している企業にとっては
事業をいかに成長させていくかが大きな課題です。
ですから中国の政策ばかりにこだわって株式市場を見ていたときに
全体の流れを見落としてしまう可能性があります。
「木を見て森を見ず」のようになる可能性があります。
投資では中国政府の動向も大事ですが
それ以上に大事なのは企業の成長性、発展性です。
企業が業績をどこまで伸ばしていけるのかが
投資では最大の関心事です。
また中国政府が投資家に利益をもたらしてくれるわけではなく、
あくまで企業が伸びての株主への利益還元です。
中国株式市場自体はまだ赤ん坊のような状態で
やっと動き出した段階、一人前になるには時間がかかります。
また見ているだけでも危なっかしく思えてもきます。
ですが赤ん坊こそ成長は早いものです。
中国B株式市場、上海、シンセン市場ができたのは
1991年前後ですから
まだできてから13、4年程度しかたっていません。
1991年での上場銘柄数でも両市場合わせても14社程度でした。
ですが現在ではB株市場でも100社を上回っています。
A株市場では1000社以上が上場しています。
このように上場企業数では大きく伸びてきました。
ですが市場ができてからの年数を歴史から見たとき
市場自体はまだ赤ん坊のようなものです。
上場企業にしても赤ん坊のような企業が多くあります。
ですがこの中から
将来は大きく成長していく企業が多くでてくることは
間違いありません。
現在上場企業の中からも
成長していく企業を見つけて投資していけばいい段階です。
今後も多くの企業が中国の株式市場にで上場してきます。
中国株式市場はこれからが成長していくうえで
本番を迎えていく市場です。
中国政府の政策動向で
影響を受けながらも企業は発展して行きます。
発展できる企業を捜して投資していけば結果は自ずとついてきます。
|