イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第327回
元兌換問題

最近また元兌換問題が話題となっています。
中国の通貨、元を切り上げるか、
変動幅をアメリカドル1ドルに対して現在約8.277元です。
香港ドルは
アメリカドル1ドルに対しては現在約7.8ドルです。
ですから香港ドルと同等の比率、
7.8元程度にすれば釣り合いが取れます。
ですからこのような案も出てはいます。
今までの関心ごとは元兌換時期のことでした。
元兌換になれば
中国の通貨は値上がりする可能性が大きくなります。

経済の発展していく国の通貨は強くなっていきます。
日本もアメリカドルに対して固定相場のときは360円でしたが、
日本の国が発展していくうちに
1995年には80円程度、4.5倍程度まで上がってきました。
ですから元兌換される時期がわかれば
それまでに購入しておけば
利益が膨らんでいくまでの日数がわかります。
兌換時期に関しては今までいろいろな情報が流れていました。
私も早ければ2005年、
6年近辺にもなる可能性が大きいと思っていました。
最近の情報でもまだまだ先になる、
来年にも行われる可能性が大きい、という情報が流れています。
今後も兌換時期に関しては様子を見ていきます。

ですが、投資に関する考え方として
私自身元兌換時期に対しての見方を少し変えました。
どういうふうに変えたかといいますと、
元兌換時期がいつになるかは中国政府の動向、
世界の経済が中国に期待すること、
そのほか北京オリンピック時期、等から割り出し
元兌換時期を検討してきました。
ですが実際は投資にとって
元兌換時期はさほど重要ではないのではないか
というふうに考えています。
その前にやっておかなければいけないことがあると
思いはじめました。

大事なのは元兌換時期ではなく、
将来確実に元兌換が行われるかどうかです。
将来は元兌換が行われるのは間違いありません。
この点さえつかんでおけば元兌換時期がいつなのか云々ではなく、
それまでに投資家自身が
どの位の投資金額で投資できているかどうか、
そちらのほうが重要です。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年9月8日(水)

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