第318回
2004年中間決算から(その2)
旅行業務、観光事業の2004年中間決算です。
・香港中旅(コード:0308)の2004年1〜6月期
売上高 --- 20億3967万1000香港ドル +53.47%
純利益 --- 5億53万1000香港ドル 黒字転換
EPS --- 0.1183香港ドル 黒字転換
配当 --- 0.05香港ドル
・黄山旅行開発(コード:900942)の2004年1〜6月期
売上高 --- 1億9786万923元 前年同期比 +177.69%
純利益 --- 1697万7469元 黒字転換
EPS --- 0.056元 黒字転換
旅行関係企業は新型肺炎SARSの流行をもろに受け、
大きく業績が落ち込み
収益でも大幅な減益、赤字に転落していました。
今期はそのようなことがない限りは収益力は回復していきます。
世界経済の影響よりも
病気のような特殊要因が今回業績に響いています。
また、ホテル事業、他を展開している
上海錦江国際酒店発展の中間決算からです。
・上海錦江国際酒店発展(コード:900934)の2004年1〜6月期
売上高 --- 3億9257万8992元 前年同期比 +10.8%
純利益 --- 6149万9623元 前年同期比 +4299.0%
EPS --- 0.1019元 前年同期比 +4330.43%
同社もSARSの影響で大きく業績が下がりましたが、
現在は回復傾向にあります。
1〜9月期も業績はよくなりそうだと関係者は発表しています。
今期はホテル事業とファストフード事業が好調でした。
ですが、昨年の鳥インフルエンザの影響から
まだ抜け出していない企業もあります。
・中国糧油国際(コード:0506)の2004年1〜6月期
売上高 --- 74億7043万2000香港ドル 前年同期比 +23.99%
純利益 --- 1億2072万6000香港ドル 前年同期比 −37.14%
EPS --- 0.069香港ドル 前年同期比 −43.44%
増収減益での要因は
食用油・豆カス部門が赤字だった為に減益になっています。
今期の赤字の要因は今年初めに起きた
鳥インフルエンザの影響が響き、
飼料業・養殖業が大打撃を受けた為に
豆カス需要が大きく落ち込みました。
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