イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第310回
種銭造りへの考え方

株式市場の投資するのには
まずは投資できる種銭を貯めることです。
家計を切り詰めて投資するお金を作っていくことも大事ですし
基本的な考え方だと思います。
切り詰めるといっても
食費を削ったが為に本人や家族が
栄養不足になっては元も子もありませんし、
目的を達成することが困難になってきます。
ですから程々のところで抑えながら貯めていくことになります。
ですが他の分野でも家計を切り詰めるというよりは
考え方、見方を変えるだけで
減らせる項目もあるのではないかと思います。

例えば
私自身がどうも納得がいかないのが保険に対する考え方です。
保険に関しては多くの方が入っておりますし、
保険加入自体は普通の行為です。
ですが保険にかける金額に対しての見方については
もっと別な角度から見ていけるのではないかと思っています。
例えば本人が保険に入った場合には
怪我、入院に関してはそれなりに掛け金に対して下りてこなければ
保険の意味がありませんのでこの部分が絶対に必要ですし、
一番大事なのがこの部分です。
保険では加入者本人が
何らかの事故で長期に渡って療養が必要なときなどは
最も保険が必要ですし、掛けていた意味があります。

ですが、
保険に加入していた本人が死亡した場合はどうでしょうか。
本人はもうこの世にいないのですから
その保険金は受けとることはできません。
例え極悪人でもあの世に行ったときには
地獄の閻魔様に保険金のお金を渡すことなどできないことです。
「生きてこそ花実が咲くものか」ではないですが、
生きていることが一番大事です。
「生きてこそ咲く花見かな」です。
そのための保険です。

保険では死亡した家族に対しての保障として
高額な金額が必要だというでしょうが、その金額が問題です。
何千万円、1億円以上の金額が
残された家族にはたして必要でしょうか。
残った家族に対しては葬式代金と
半年、1年程度の生活できるお金があれば後は何とかなります。
またそれなりの家族の生活になっていかないと
本当の意味での自活した生き方はできません。
ですので保険金に対しても
死亡時のお金が高くおりる商品を選ぶより、
現実に必要な保険金額を考えて商品を選ぶだけでも
かなり安い金額で満足いく商品が選べます。
今まで高い保険商品を選んだ人にとっては
切り替えるだけでもその差額が投資に回せる金額になってきます。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年8月16日(月)

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