イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第309回
種銭造り

家を買うにも旅行費を作ることや株式投資を行う為にも
お金を貯める行為は同じです。
ですが結果においては大きく変わってきます。
購入後の結果を見るとよく分かります。

家や車を購入した後は
ふつうはローンを組みますので
毎月決まった金額が家計の中から出て行きます。
家ならば長く住んだ分だけ今度は家の補修費がかかり、
また出費で出て行くお金が必要になります。
新築の家も人が住んだ時点から評価価値は下がっていきます。
20年も住めば家の価値は評価上ゼロ円となります。
また古家を新築に建て換えたいと考えたときには
それなりのお金を用意しておく必要があります。
せっかく貯めたと思ったお金が出て行く結果となります。

また車の場合はもっとわかりやすく計算できます。
例えば300万円の車を購入したとします。
購入して乗った時点から車の査定金額は下がっていき、
これに車への税金、保険、駐車場代、車検代、ガソリン代、
高速道路を使えば高速道路料金がかかってきます。
1年平均で30万円かかったとして10年間で300万円です。
この車に10年間乗って廃車にした場合を計算してみますと、
車の購入代金が300万円プラス諸経費が300万円ですから
10年間で600万円になります。
月平均で見ますと5万円が毎月出ていったことになります。

では株式投資の場合はどうでしょうか。
100万円を中国株に投資したとして、
その企業が成長していき配当金でも毎年もらえるならば
収支ではずうっとプラスです。
例えば投資した企業が年率で5%の配当金を出しており、
企業自体が10年間毎年平均で10%成長をしていった場合、
配当金と株価でも同じだけ上がっていったときを見てみます。
5%の配当金は10年間で投資した金額に対し約12.97%となります。
10年後の株価では約259万円です。
100万円投資で毎年配当金が12.97万円(税込み)入ってきた上に
資産でも259万円に膨れてきています。
今後も企業が成長していけば
更に配当金でも株価でも上昇していくことがわかります。
ですから中国株に投資するためにお金を貯めるということは
資産を造るための元金になります。
一方、家や車での貯蓄は消費での出費となります。

この点を考えてお金を貯めることが大事です。
目標でも中国株式投資では
資産を造っていく上での貯蓄形勢となります。
これが達成できたなら
今度はもっとお金がお金を産んでくれるような段階に
入っていくことができます。
そのためにも投資できるお金を貯めることは
資産造りの種銭を貯めて行く事となるのです。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年8月13日(金)

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