イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第300回
インドと中国の比較

中国自体が
経済改革で発展していける国になったこともありますが、
その他に見てとれるのは
経済が発展できる下地ができたことで
海外からのマネーが中国に入り、
それを梃子にして発展してきている要素が大きいことを
見落としてはいけません。

インドにはまだその要素が欠けている部分が多いことも確かです。
言葉、宗教、カースト制度、いろいろな問題から
まだ難しいことは確かですが、
インドは中国に続いて最も人口が多い国で10億人が暮らしています。

これを世界の経済がほうっておくことはないでしょう。
チャンスがでてきたときには
世界中の企業が大手を振って必ず進出してきます。

今は私達日本の投資家は投資は考えることはできません。
日本ではインドの株は購入できませんので見ているだけですが、
あと15年か20年たったときには
投資を考えることが出来る国になる可能性があります。

どこの国でも問題を抱えているのは同じです。
十数年先ではなく、数年先にも
インドの株式市場が注目されるようになって来る可能性もあります。
その時は今回行ってきたインドで
見た物の経験がどこまで変化したのかを
私自身投資の目安になる可能性が大きくなってくると思っています。

投資では長期に見ても半歩先、1歩程度がちょうどいいのです。

その半歩先、一歩先が
私の場合中国株を始めたのが1994年だったのです。
10年前のことです。
インドはまだ2歩、3歩先のことと見ることができます。
ですから投資はできませんし、しませんが
知識としては知っておいて損はありません。

インドの国自身が変わって投資できる国になるよりは
海外からの外圧、投資してくる企業、
海外から見たときに投資先の魅力で
ファンドが入ってきたときには
大きくインドの国自身が変わっていく可能性があります。
そのときには
中国同様に投資できる国に変化する可能性が出てくるのです。
世界のお金は利益を追求して動いています。
世界のお金は投資できる国を求めて駆け巡っているのですから。

インドに投資できる時はそう遠くないのかもしれません。
勿論今後の動向を見ていきながらになりますが。
私自身そう遠くはないように思えます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年8月2日(月)

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