第250回
投資できるチャンス
株価が下がっていく段階で購入していくことで
投資家にとってどのようなメリットがあるのでしょうか。
答えは簡単です。
「優良企業を安く購入できる」のです。
投資家にとって優良企業を安く購入できる機会は
そう多く出てくるわけではありません。
株式市場が何らかのアクシデント、出来事が起こらない限りは
そう起こりません。
利益を出すにはそのようなときが
投資できる一番のチャンスになります。
株式投資では
投資家の心理が冷え切っているときに株価は下がります。
ですがそのことがいいとか悪いとかという問題ではありません。
そのような時が投資できる大きなチャンスが出てきた、
ということです。
ですからこのような時には
株価が下がっていくに従って
少しずつでもいいですから株を購入し、
投資し続けていくことです。
株式ではナンピン買い下がり、という方法になります。
このようなとき、下げに関しては
株価がいつ下げ止まるかがわかりません。
そのような場合には投資方法として
株価指数の変動を見て投資していくのではなくて
株価が下がっている間は
定期的に中国株を購入していく投資方法があります。
”時期を決めて購入していく、”という方法です。
たとえば1年に40万円を投資するのでしたら
株価を見て購入するのではなく
期間を決めて投資していくのです。
1年を4回に分けますと
1月、4月、7月、10月、と4回に分けられます。
40万円を4で割ると10万円ですから
この10万円でこの月に株を購入していきます。
(正し手数料では割高になりますが)
このように分散すると、
例え株価の底、景気の底がいつになるか判断しなくても
均等に投資できますので”投資でのヘッジ”ができます。
長期で見たときにはその状況がもっとハッキリ見えてきます。
長期投資で株式投資に挑んでいくときには、
たとえば数年間単位で上げ下げを指数で見たときには、
「大きな株価指数のうねりの中で購入した時期が、
あのときの段階がここだったのか。」とわかります。
それが10年、20年間に渡って長期投資しているのであれば
もっと大きな株価指数のうねりがハッキリ見えてきます。
数年間にわたって大きく上昇する時もあるでしょうし、
逆に数年間にわたって指数的に下がっていく事もあり得ます。
このようなときは
”実は投資していくことに対していい状況”です。
株価が下がっていい状況とは、
一時的に業績が下がったとしても
伸びていける業種、企業であれば
”株価が下がったときが安く購入できるビッグチャンス”です。
ほしい企業の株が安く買えるということは
同じ金額でも高いときより株数も多く手にできて、
配当利回りでも上がっていきます。
また思惑と違って株価が上昇してしまったときには
安く購入できる機会を逃した、と思えるようになれば、
投資でも成功が見えてきたようなものです。
このような考え方ができるようになれば
長期的に見たらもう利益を手にしたも同様です。
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